• ゴミグモ
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ゴミグモ。

いつもは網の真ん中に集めたゴミに隠れていて,どこにいるのか分りません。
手足を揃えてゴミと一体化しているので,じっくり見ても見分けるのはなかなか困難です。
今日は虫を捕まえたところらしく,体を網から離しているので,姿を確認することができました。

腹部に突起が二つあり,体の色もゴミに紛れ込むような迷彩色。
かなり不気味な姿です。

新海栄一著「日本のクモ」(2006年)には,ゴミグモについて次のように書いてありました。

平地~山地まで広く生息。都市部の庭園・公園,人家の生垣,樹林地の周辺,草原,林道などの樹木の枝葉間,草間に垂直の正常円網を張る。網の中央には縦に食べかす,脱皮がら,枯葉片などの塵芥を並べて,クモはその中に止まる。腹部には突起があり,色彩もゴミと同色なので,極めて見つけにくく完璧な擬態を言える。