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カゼクサ

2022年9月19日

●群生したカゼクサに花穂が伸びふわふわして,カスミソウが揺れているようでした。
風草とは風情のある名前ですね。名前のとおり秋の風が似合います。

子供の頃,かくれんぼの途中で束ねた長い葉を輪っかに結んだことを思い出します。追っかけてきた鬼の足を引っかける罠です。根が深くて抜けにくく,なかなか切れない丈夫な葉をもっているからできる子供の遊びです。

カゼクサ
カゼクサ(at粟田口大日山町)
カゼクサ
カゼクサ(at粟田口大日山町)

『牧野新日本植物図鑑』(1961年)には次のように書いてありました。

2879.かぜくさ(みちしば)〔いね科〕
Eragrostis ferruginea P.beauvois
 土堤,道端等にはえる非常に強い多年生草本である。茎は分枝せず単一で多数根本から斜上し,高さは40~60cmに達し大きい株を作る。葉は多数の葉鞘が跨状をなして茎の下部を包むため外観は扁平である。葉身は線形で尖り,長さは約20~30cm,質は強い。葉鞘の口縁に白色の細い毛を密生する。秋に長さ約25~35cmの円包花序を茎の先端に直立し,紫色で光沢のある小穂を多数つける。花序の枝は斜めに直線的に分かれ,小梗は糸状,中央附近に1個の関節があり生のときは透明である。小穂は長さ6~7mm,届平な皮針状長楕円体で7個前後の花からなる。包頴は先端鋭く尖り。透明である。護頴は卵状楕円形,鋭い中肋があり,先端は尖り両辺に微きょ菌がある。内頴は短かい。穎果はやや角のある楕円形で赤褐色を呈し,長さは2mmある。 〔日本名〕風草はかって本品を風知草にしていたところから由来している。道シバは路傍に多いところからいう。

   

カゼクサ(花序)
カゼクサ(花序)(at粟田口大日山町)
カゼクサ(花序)
カゼクサ(花序)(at粟田口大日山町)
カゼクサ(小穂)
カゼクサ(小穂)(at粟田口大日山町)
カゼクサ(雄しべ)
カゼクサ(雄しべ)(at粟田口大日山町)
カゼクサ(雌しべ)
カゼクサ(雌しべ)(at粟田口大日山町)
カゼクサ(葉鞘)
カゼクサ(葉鞘)(at粟田口大日山町)

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