目の前の木にコゲラがとまっていました。どういう訳か,目の高さくらいの低い位置にとまっています。急いでカメラを取り出して撮りました。

コゲラ
コゲラ[ in南禅寺福地町 on2024/4/16 ]

幹のまわりをぐるぐる回りながら上っていって,他の木に飛び移っていきました。

コゲラ
コゲラ[ in南禅寺福地町 on2024/4/17 ]
コゲラ
コゲラ[ in南禅寺福地町 on2024/4/18 ]
コゲラ
コゲラ[ in南禅寺福地町 on2024/4/19 ]

清棲幸保著『野鳥の事典』(1994年)には,コゲラについて次のように書いてありました。

ギーイギーイ・キッキッキッと金属的な独特な声でなき, 小枝から小枝, 梢から梢へと餌をあさっている。繁殖期以外にはシジュウカラ科の群れと混じって行動をともにしていることが多い。繁殖期になるとギーギーと枝と枝とがきしるような奇妙な音をたてる。樹の幹にくちばしで穴を掘って巣穴 (出入口の直径3~4, 産座の深 15~35cm ぐらい)とし、巣の底には木くずが多少ある。5月上旬から6月中旬ごろ, 純白色の卵 (18.9×14.5mm)を5~7個産卵する。

経験の浅い幼鳥かなと思ったのですが,産卵時期は「5月上旬から6月中旬ごろ」とあるので,今の時期に幼鳥ということはなさそうです。
英名は Japanese Pygmy Woodpecker といい,世界的には分布域の狭い鳥のようです。