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フユノハナワラビ

2011年11月9日
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フユノハナワラビ。
茎の先にたくさん種がついているように見えますが,フユノハナワラビはシダ植物なので,種はできません。
種のように見える粒々は胞子嚢で,中には胞子がたくさん詰まっています。

[写真5]は,胞子嚢をピンセットでつぶしたところ。
胞子嚢から,胞子があふれ出しています。
[写真6]は,胞子の顕微鏡写真です。

『牧野新日本植物図鑑』(1970年)には,フユノハナワラビについて次のように書いてありました。

低山の原野,平野の草原等に自生する多年生草本,地上部は9月~翌年3月まであるが夏は枯れる。全体にほとんど毛がなく葉質は少し厚い。根茎は短かく直立し,多肉質の太い根を出し,頂から毎年1本の葉柄を出す。葉は直立し,高さ30~40cm,葉柄は基部から二つに分枝し,一つは裸葉,すなわち栄養葉となり,他の一つは実葉,すなわち胞子葉となる。裸葉は外形三角状または五角状。 2~3回羽状に分裂し,羽片は最下のものが長い柄をもち,最も大形で長三角形をなし,他の羽片は無柄で皮針形,全体として3出羽片のようである。小羽片は長卵形あるいは卵形,羽片外側の最小羽片は他のものより大きい。裂片は幅2~3mm,楕円状あるいは卵形,円頭浅い鈍きょ歯をもつ。羽片・小羽片の頂片は円頭または鈍頭。葉は緑色であるが,直射日光を受けるか,水分が不足すると赤褐色になる。胞子葉は葉柄の先の方が穂状に分枝して小枝の先に多数の黄色で粟粒状の胞子嚢を群生する。

フユノハナワラビについての,過去記事。
2009年12月1日
2002年11月23日

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