ニシキギに花が咲いていました。花びらが散った後の花のようで,目立たない花です。萼かと思ったのは花びらで,萼はもっと目立たないものでした。
中央にある平らな花盤のまん中に雌しべの柱頭,まわりに雄しべが4本あります。直径は6~7mm。淡緑色なので,葉の緑にまぎれて,なおさら目立ちません。
「牧野新日本植物図鑑」には,次のように書いてありました。
『葉腋に葉よりも短い柄のついた集散花序をつけ,2,3個の花が5月に開く。花は淡い黄緑色で直径6~7mm。がくは4個で浅くさけ,各片は半円形で辺に毛がある。花弁も4個で円形をしていて辺に波形がある。雄しべは4本で短かい花糸をもつ。』