• ナガコガネグモ
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風もないのにクモの巣が激しく揺れていました。[写真1]
ナガコガネグモです。
ナガコガネグモは危険を感じると網を揺すって威嚇します。
何に危険を感じたのか,ずっと網を揺すり続けていました。

[写真2]は5年前に写したものです。(2002年9月19日撮)
この時は逆に,網を揺すらせようと何度もつついたのですが,全然動きもしませんでした。

新海栄一著「ネイチャーガイド 日本のクモ」には,ナガコガネグモについて次のように書いてありました。
『平地~山地まで広く生息する。山地では少ない。水田とその周辺,河原,草原,樹林地の周辺,林道などの草原,低木間に垂直の正常円網を張る。網の中央部には縦に直線状のかくれ帯を付け,クモはその中心に止まる。危険を感じると網を激しく揺すり威嚇する。幼体のかくれ帯はジグザグの渦巻状(コガネグモ類全種共通)である。』

[写真3]は幼体のかくれ帯。(2006年8月3日撮)