12月に入り,キノコもあまり姿を見かけなくなったこの頃,珍しく落ち葉の間から頭をのぞかせているキノコを見つけました。
傘がひび割れている特徴から,カレバハツだと思うのですが。
図鑑によると,カレバハツは夏から秋に発生し,ひだは白色とあります。
[写真3]のひだは,すこし茶色がかっているのが気になります。
[写真4]は,夏に発生していたカレバハツ。
山渓カラー図鑑『日本のキノコ』(1995年)には,カレバハツについて次のように書いてありました。
傘は径3.5~5.5cm。まんじゅう形から中央のくぼんだ平らに開く。表面は粘性がなく淡灰黄褐色,周辺部は淡色~白色,表皮はしばしば不規則にひび割れる。ひだはほぼ離生し,白色。柄は長さ4~6.5cm,やや細長く,白色。肉は白色,無味無臭。夏~秋,シイ・カシ林内の落葉の多い地上に発生。