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[写真1]2016/9/1
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[写真2]
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[写真3]
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[写真4]
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[写真5]茎表面
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[写真6]茎断面
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[写真7]
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[写真8]広卵形の葉
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[写真9]3裂した葉
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[写真10]花柄の苞葉
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[写真11]花柄のこぶ状突起
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[写真12]萼
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[写真13]萼
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[写真14]花断面
フェンスに細いつるが巻き付き,小さな白い花が咲いていました。[写真2]
漏斗形の2cmほどの大きさの花です。「写真1」
色は違いますが,一見した姿形は,すぐ隣のフェンスに絡まっているマルバルコウソウによく似ています。
マルバルコウソウにも白花タイプがあるのかなと思いましたが,よく見比べてみると全く別の花でした。
同じヒルガオ科でこちらも同じく外来種の,マメアサガオ。
清水建美編『日本の帰化植物』(2003年)には,マメアサガオについて次のように書いてありました。
一年草。茎はつるとなって伸び長さ1~3mになり,4稜があり,無毛または短毛を散生する。葉は互生。葉柄は細く,長さ2~5cm,無毛または柔毛を散生する。葉身は広卵形でときに3裂し,長さ3~8cm,幅2~7cm,先は細長く尖り,基部は心形,両面に毛が散生する。 7~9月,葉腋に花序を伸ばし, 1~5個の花をつける。花柄は長さ1.5~4cm,稜があり,多数のこぶ状突起をもち,途中に小さな線形の2枚の苞葉がある。萼は鐘形で基部まで5裂し,長さ約8~10mm,裂片は長楕円形で先が細く尖り,縁に長い毛が生える。花冠は漏斗形,長さ幅とも約2cm,白色,または白色で背面に淡紅紫色の条がある。
・茎はつるとなって伸び長さ1~3mになり,4稜があり,無毛または短毛を散生する。
4稜があるといっても,茎は丸いです。
拡大してみると,茎の表面に盛り上がった筋が走っています。[写真5]
[写真6]は茎の断面。
・葉は互生。葉柄は細く,長さ2~5cm,無毛または柔毛を散生する。
……[写真7]
・葉身は広卵形でときに3裂し,長さ3~8cm,幅2~7cm,先は細長く尖り,基部は心形,両面に毛が散生する。
……[写真8]は広卵形の葉,[写真9]は3裂した葉。
・7~9月,葉腋に花序を伸ばし, 1~5個の花をつける。
……[写真4]
・花柄は長さ1.5~4cm,稜があり,多数のこぶ状突起をもち,途中に小さな線形の2枚の苞葉がある。
……[写真10][写真11]
・萼は鐘形で基部まで5裂し,長さ約8~10mm,裂片は長楕円形で先が細く尖り,縁に長い毛が生える。
……[写真12][写真13」
・花冠は漏斗形,長さ幅とも約2cm,白色,または白色で背面に淡紅紫色の条がある。
……[写真14]
観察のために切り取ったつるを,とりあえず空き瓶に水を入れてさしておいたところ,そのまま数日間,元気でした。
細い茎に,大きな葉っぱが何枚もついていたので,すぐに萎れてしまうと思っていたのですが。
つる性植物というのは強いですね。