朝,外に出るとウグイスの鳴く声が聞こえました。初鳴きです。拙さはなく,「ホーホケキョ」と上手に鳴いていました。毎年3月上旬くらいに鳴き始めるので,少しだけ早いでしょうか。
夏告鳥と言われるホトトギスは渡り鳥ですが,春告鳥のウグイスは留鳥です。「ホーホケキョ」という鳴き声はオスがメスを誘う声なので繁殖期以外は「ホーホケキョ」とは鳴きません(「チャッ チャッ」という地鳴きをするそうです)。
藪の中を隠れて移動しているので,もともと姿を見るのが難しい鳥です。特徴的な鳴き声がしなければなおさら姿を見ることが難しくなります。私も春以外に見たことがありません。
下の写真は,昨年の2月下旬に,たまたま窓の外にいたウグイスです。茂みの中を行ったり来たり動き回っていました。全然鳴き声を出していなかったので,メスだったのかもしれません。ウグイスは雌雄同色で外見で見分けることは難しいようです。
2016年に鳴いている姿を動画で撮影できました。
後半の「ケキョ・ケキョケキョ……」という鳴き声は,「ウグイスの谷渡り」と呼ばれているもので,警戒の意味があるとされています。