一つの苞から二つの花が咲いているツユクサがありました。2段咲きというようです。
![ツユクサ(2段花)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-1.jpg)
![ツユクサ(2段花)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-2.jpg)
苞葉を開くと,主軸と側枝の両方に花が咲いていました。
苞葉に包まれた花序にはアンテナのように直立した主軸と横に伸びた側枝があります。主軸の花の多くは退化していて咲きません。側枝には2個~4個の花が咲きます。2段咲きは主軸の花と側枝の花が同時に咲く時に起きるようです。
![ツユクサ(苞葉の中の花序)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-7.jpg)
![ツユクサ(主軸の退化した花)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-8.jpg)
ツユクサの花は早朝に苞葉から顔を出して咲き始め,お昼ごろにはしぼんで苞葉の中に隠れてしまいます。
11時51分。花びらはしぼみ始め,雄しべ雌しべは内側に巻き始めています。
![ツユクサ(花 11:51)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-4.jpg)
13時50分。しぼんだ花びら,丸まった雄しべ雌しべは萼片(外花被)に包まれます。
![ツユクサ(花 13:50)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-5.jpg)
花が咲き終わると,蕾の時とは逆の方向に曲がって苞葉に格納されます。
![ツユクサ(閉じた花)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-6.jpg)
一見同じように見える花ですがよく見ると,雌しべが極端に短くなって退化している雄花と,雌しべが長い両性花があります。
![ツユクサ(雄花)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-9.jpg)
![ツユクサ(雌花)](https://net1010.net/kujoyama/wp-content/uploads/2023/07/p230717-10.jpg)