木戸にセスジスズメがとまっていました。

セスジスズメ
セスジスズメ[ in南禅寺下河原町 on2023/8/29 ]

3日後には板塀にとまっていました。

セスジスズメ
セスジスズメ[ in南禅寺下河原町 on2023/9/1 ]

どちらも触れるくらいカメラを近づけているのにじっと動きません。保護色の体で周りに溶け込むためには,じっとしていることが肝要だと分かっているようです。しかし同じ木の上とはいえ,人工物の上ではさすがに目立ちますね。

セスジスズメ
セスジスズメ[ in南禅寺下河原町 on2023/9/1 ]
セスジスズメ
セスジスズメ[ in南禅寺下河原町 on2023/9/1 ]

セスジの名のとおり背中の中央に白い線が走っています。
幼虫はサトイモの葉を食害する農業害虫とされています。

北隆館『日本昆虫図鑑』(1956年)にはセスジスズメについて次のように書いてありました。

體長 32~38mm,開張 65~72mm。體は緑褐色。頭部・胸部は白色に縁取られ,胸部は背線少し灰色を呈し,その左右に黄灰色の縦線を有する。腹部は側面淡黄褐色,背上には2本の銀白線を走らせる。前翅は灰黄褐色。翅頂から基部に近い後縁に向つて斜に廣い1黒帯が走り,その外側を細い白線に縁取られる。この帯中には特に濃色の3線が見られる。その外方は廣く灰黄色の1帶をなしている。その外側に又3個の細い斜帯があり,その最も内側のものは最も黒く,かつ太い,横脈上に1黒點がある。後翅は黒褐色,灰黄色の1帯を有する。裏面は黄褐色。3 本の暗色線を走らせる。6~8月に出現する。北海道・本州・四國九州・臺灣・中國・マレー・セイロン・ニューギニヤに分布し,幼蟲はサトイモ・ヤブカラシ等の葉を食う。

昔の図鑑は写真が載っていない分,特徴の記述が詳細です。