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ウチワヤンマ

2008年7月21日
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道に横たわるトンボの下に,アリが巣を作っていました。[写真1]
トンボの腹には,扇状の特徴的な突起があります。[写真2]

このトンボはウチワヤンマといい,うちわのような突起が特徴です。
ヤンマの名が付いていますが,ウチワヤンマはヤンマではなくサナエトンボのなかまです。
ヤンマ科とサナエトンボ科の大きな違いは,サナエトンボ科は複眼が離れているのに対し,ヤンマ科は複眼がくっついていることです。[写真4]

平凡社『世界大百科事典』(1988年)には,ウチワヤンマについて次のように書いてありました。

トンボ目サナエトンボ科の昆虫。日本にいるものではこの科のうちもっとも大型で,体長約8cm。雄の第8腹節には半円形の葉片がついているのでこの名がある。雌ではこれは小さい。青森から鹿児島まで,平地の池沼,あるいは湖にふつうに見られる。

『学研生物図鑑 昆虫Ⅲ』(1990)には,次のように書いてありました。

雌雄とも第8腹節にうちわ状の付属突起をもつので顕著。うちわの基部には黄色紋がある点でタイワンウチワヤンマと区別できる。平地の池沼や湖に発生し,幼虫はかなり遊泳することがある。成虫期は近畿地方で5月中旬~9月中旬,6月上旬~8月上旬に多い。水面を活発に飛び,垂直に水面から突き出たものの先に止まり,なわばりをもつのが見られる。体長:70mm内外。分布:青森以南の本州,・四国・九州。琉球列島からは知られない。

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