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ビオラ・ソロリア(ウィオラ・ソロリア)

2009年4月14日
  • ビオラ・ソロリア
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カーテンを開けると,久しぶりに雨が降っていました。
ジョギングをどうしようかと思ったのですが,歩くことにしました。
長靴をはいて,傘をさして。暖かい朝です。

岡崎の歩道わきに咲いていたスミレを見つけました。
ウイオラ・ソロリア?

以前,若王子神社の境内でも咲いていた外来種です。(→2007年04月09日
その時調べた「山渓ハンディ図鑑6 増補改訂 日本のスミレ」(2004年)では,ウイオラ・ソロリアとなっていました。

ウイオラ・ソロリアは学名「Viola sororia」の日本語読みです。
その時は何とも思わずにそのまま「ウイオラ・ソロリア」と記してしまいましたが,何か変です。
どうして「ヴィオラ」ではなくて「ウイオラ」なのでしょう。
索引にも「ウイオラ」で載っています。誤植でしょうか。

「ウイオラ・ソロリア」とGoogle検索すると,6件だけしかヒットしません。(そのうち2件は「九条山自然観察日記」)
珍しい花でもないようなので,試しに「ビオラ・ソロリア」でGoogle検索すると,8,150件もヒットしました。
ビオラ・ソロリアが一般的な呼び名のようですね。

園芸用としてかなり人気の品種らしく,通信販売サイトもたくさんあります。
どのサイトを見ても,「丈夫」「すごい繁殖力」の語句が踊っています。
これではすぐに花壇から逃げ出して雑草化してしまいます。
そのうちに,いたるところで見られる,ありふれた花になるのかもしれません。

外来植物が定着すると,環境に何らかの影響がでるのは避けられません。
やはり一番影響を受けるのは在来種のスミレなのでしょうか。

花が紫色のものをパピリオナケア,中心が紫色で白花のものをプリケアナといいます。
白一色のスノー・プリンセスという園芸種もあるそうです。

前書には,Viola sororiaについて次のように書いてありました。

近年よく見るようになった外来種。性質が強く,よく花をつけるため,急速に広まった。北アメリカの原産で,根茎がスミレサイシンのように太くなるので,アメリカスミレサイシンとも呼ばれる。
英名はCommon Blue Violet。原産地ではふつうに見られるスミレのようだ。かつては,花が紫色のものをパピリオナケアと呼び,中心が紫色の白花のものはプリケアナと呼ばれていたが,近年の研究では,両者ともV.sororiaに含まれるとされる。

<2009/4/17追記>
「朝日百科 植物の世界」(1997年)では,スミレ属の名を「ウィオラ」で統一してありました。
属名ウィオラについて次のような解説が載っていました。

属名の「ウィオラ」はラテン語で,ギリシャ語の「イオン(ion)」に由来する。ギリシャ神話によると,天帝ゼウスは雌牛に変えられた女神官イオのために,彼女の食べ物として牧場一面にスミレの花を咲かせたという。属名はこの女神官の名が転じたものとの説もある。スミレにまつわる伝説がほかにも世界中に残されており,枚挙にいとまがない。

「ウィオラ・ソロリア」でGoogle検索すると2,400件ヒット。
「ウイオラ」ではなく「ウィオラ」と,小さなイにしなればならなかったのですね。

  • [写真1]ビオラ・ソロリア(プリケアナ)
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  • [写真2]ビオラ・ソロリア(プリケアナ)
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  • [写真3]ビオラ・ソロリア(プリケアナ)
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  • [写真4]ビオラ・ソロリア(プリケアナ)
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  • [写真5]ビオラ・ソロリア(プリケアナ)
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