2003年5月8日にアオスジアゲハが羽化したときの様子です。
(サイトリニューアルにより,元の記事が欠落したため,再度アップします。)

前日の夜,蛹の色が変わっていたので,朝早くからカメラを用意して羽化するのを待っていました。
しかし,ちょっと眼を離したすきに羽化が始まってしまい,殻を割る決定的瞬間は撮ることができませんでした。

この個体は昨年の秋に蛹となり,越冬した個体です。
越冬して羽化したチョウを,春型といいます。
チョウの季節型には「春型」「夏型」「秋型」があり,種類によっては季節型によって体の大きさや斑紋が大きく異なるものもいます。
アオスジアゲハはそれほど大きな違いはなく,春型は夏型より,翅の青い帯状紋がやや幅広く,青みもうすいといわれています。

越冬した蛹は6個ありましたが,無事に羽化したのはこの1頭だけでした。