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[写真1]1日目(2014/5/18)
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[写真2]1日目(2014/5/18)
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[写真3]2日目(2014/5/18)
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[写真4]3日目(2014/5/20)
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[写真5]3日目(2014/5/20)
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[写真6]5日目(2014/5/22)
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[写真7]6日目(2014/5/23)
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[写真8]6日目(2014/5/23)
孵化したタゴガエルのオタマジャクシは予想以上に早く成長しだしました。
オタマジャクシがカエルになるには1月半ほどかかると思っていましたが,本に載っているヒキガエルの例とは明らかに成長のスピードが違います。
(成長というより成熟?体の大きさはほとんど変わりません。)
これはタゴガエルが狭い巣穴で産卵し,同じ場所で成体にまで成長してから脱出することと関係があるようです。
餌をとることができない環境で卵黄の栄養だけでカエルへ変態するためには,できるだけ短い期間に体を成熟させる必要があります。
カエルは卵が孵化した直後はオタマジャクシではなく,まだ胚の段階です。
外エラがエラぶたでおおわれ,腸が長くなり,肛門ができ,口に歯ができ,尾が長くなって自由に泳げるようになって初めてオタマジャクシと呼ぶそうです。
ヒキガエルではオタマジャクシになるには孵化後5~6日かかりますが,タゴガエルは3日後の写真[写真3]を見るとすでに外エラがエラぶたでおおわれています。
6日目の写真[写真7]では,後足ができかかっています。
ヒキガエルでは17日目くらいの状況です。
オタマジャクシを下から見たら,意外なほど体が透明で内臓がよく見えることに気付きました。
[写真8]は下面をスキャナーで撮影したもの。
体の大部分を占めている,ぐるぐる巻きになったものは腸です。
赤い部分はエラだと思います。
光のあたらない環境に生息する生物には体が透明なものが多いですよね。
タゴガエルのオタマジャクシも暗い巣穴のなかで育つので,体が透明なのでしょうか。