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アキノノゲシ

2022年10月27日

自転車で通りすがりに,見たことのない淡黄色の花が咲いているのを見つけました。
翌朝見に行くと,ありませんでした。
誰か採ったのだろうと思っていましたが,昼間通りかかるとまた咲いています。
昼間だけに咲く花だったのようです。
調べるとアキノノゲシでした。
特別珍しい花ではないのですが,濃い黄色の花が多いなかで,うすい黄色というのに惹かれます。

花瓶に挿して見ていると,お昼頃咲き始め,夕方にはしぼんでしまいました。
咲いている時間は4~5時間といったところです。
一日花ではなく,翌日の昼にはまた咲きました。
春に咲く花は,夜の寒さから花を守るため夜になると閉じる花が多いそうですが,秋に咲く花も同じようなことが言えるのかもしれません。

アキノノゲシ
アキノノゲシ[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]
アキノノゲシ(花)
アキノノゲシ(花)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]

『牧野新日本植物図鑑』(1961年)にはアキノノゲシについて次のように書いてありました。

2743. あきののげし〔きく科〕
Lactuca laciniata Makino
(=L. indica L. var. laciniata Hara)
 北海道,本州,四国,九州の山野にはえる大形の一年生または越年生草本。茎は1.5~2mで直立し,葉は互生し,長楕円状皮針形,逆向きの羽状に分裂し,平坦で柔かく光沢はなく,にごった黄緑色,基部は茎を抱いている。葉の表面は黒っぽい紫色がかっているものもある。茎も葉も毛はなく,切ると白い乳液が出る。秋に梢に分枝をし,直径2cm位の淡黄色の頭状花をつける。総包ははじめ円筒形,開花後は下の方がふくれていて,長さは1cm位。総包片は瓦状にかさなり合い,ふちが黒っぽい紫色をしている。頭状花は舌状花だけからなり外面が淡い紫色をしている。日中だけ開き,夕方はしぼんでしまう。そう果は長さ5mmほどで黒く,冠毛は白い。 〔日本名〕ノゲシ(690ページ)に似て秋開花するからである。〔漢名〕普通に山萵苣と使っている。

「総包ははじめ円筒形,開花後は下の方がふくれていて,長さは1cm位。総包片は瓦状にかさなり合い,ふちが黒っぽい紫色をしている。」

アキノノゲシ(花)
アキノノゲシ(花)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]

「頭状花は舌状花だけからなり外面が淡い紫色をしている。」

アキノノゲシ(花)
アキノノゲシ(花)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]
アキノノゲシ(花断面)
アキノノゲシ(花断面)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]
アキノノゲシ(柱頭)
アキノノゲシ(柱頭)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]
アキノノゲシ(舌状花)
アキノノゲシ(舌状花)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]

「葉は互生し,長楕円状皮針形,逆向きの羽状に分裂し,平坦で柔かく光沢はなく,にごった黄緑色,基部は茎を抱いている。」

アキノノゲシ(葉)
アキノノゲシ(葉)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]
アキノノゲシ(葉)
アキノノゲシ(葉)[ in日ノ岡夷谷町 on2022/10/26 ]

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