4月17日に抱卵を開始したシジュウカラの卵(→2015年4月18日)は,結局9個のうち4個しか孵化しませんでした。
母鳥は今日も産座に座り,卵を温め続けていましたが。[写真10]
残りの卵は孵化しそうにありません。

今日で抱卵日数はすでに21日間になります。
シジュウカラの標準的な抱卵日数は13~14日間。
あまりにも時間がかかり過ぎていますね。
孵化は無理だろうと思います。

さらに残念なことに,誕生した4羽の雛のうち,1羽は4日後に息絶えました。
5月5日に巣箱を覗くと,死んだ雛が産座の外に横たわっていました。
前日まで元気に口を開いていたのに,どうしたのでしょうか。

シジュウカラは毎日,雛の糞を口にくわえて外に運び出すほど,巣内の清潔には気をつけています。
死んだ雛は,たぶん親鳥が産座から外へ運び出したのでしょう。
さすがに大きくて,巣箱の外には運び出せなかったようです。

これから,兄弟たちが大きくなってゆく脇で,日に日に干からびてゆくのかと思うと悲しいですね。
残った3羽の雛が無事に育つことを祈るばかりです。

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・産卵→2015年4月18日
・雛(2)→2015年5月18日
・孵化しなかった卵の行方→2015年5月19日