今朝,巣箱をのぞいたら,雛が一羽もいませんでした。[写真1]
みんな無事に巣立っていったようです。
昨日,もうすぐ巣立ちしそうだと書いたばかりで,こんなに急にいなくなるとは思っていませんでした。

空になった巣を見ていると,産座の底に何かが埋まっています。
ピンセットでほじくってみると,出てきたのは,なんと卵でした。
掘り進むと,次々に出てきます。
結局4個が埋まっていました。[写真2]

産卵したのは9個。
孵った雛は4羽(うち1羽は死亡)。
孵化しなかった残りの5個の卵はどうなったのか気になっていました。

狭い巣の中で雛を育てるのに,邪魔な卵をどうするか。
外に運び出すには,大きすぎます。
ひょっとしたら,親鳥が食べたのかなと思っていましたが,そんな事はしなかったのですね。
床下に埋めるという,予想外の解決方法でした。
(残りの1個はどうなったのでしょう)

[写真3]出てきた卵。
卵は割れていませんでした。

[写真4]産座の中に残っていた虫の残骸。
ガの蛹のようです。

[写真5]雛の糞。
通常は親鳥が外へ運び出します。
巣立ち直前に排せつしたものと思われます。

[写真6]巣材にされた赤い毛糸。
巣の中にある赤い色が何なのか,ずっと気になっていました。
取り出してみると,やはり人工物でした。
落ちていた衣類から失敬したのでしょうか。

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・産卵→2015年4月18日
・雛(1)→2015年5月7日
・雛(2)→2015年5月18日