• ヌメリイグチ
  • チチアワダケ
  • アワタケ
  • ヌメリイグチ

今の時期,マツの樹下などに褐色のキノコが群生しています。[写真1][写真2][写真3]
みな同じ種類に見えるのですが,よく見るといくつかの種類に分けられるようです。

キノコは生育状況や個体差による変異が大きくて,同定が難しいですね。
専門的には顕微鏡をつかって観察するのでしょうが,素人では図鑑の写真と説明に首っきりで見比べるしかありません。
悩みながらも,次のように結論付けました。

先ず,[写真1]のように,つばのあるものは,ヌメリイグチで間違いないと思います。
ヌメリイグチは食用になるので,今までに何回も採取して食べています。

つばのないものは,
・ヌメリイグチのつばがとれたもの
・チチアワタケ
・アワタケ?
に分けられるようです。

ヌメリイグチには,つばがなくなって,柄に何の痕跡も残していないものが結構あります。
[写真4]はヌメリイグチが群生しているところなのですが,右の個体にはつばがあるのに対し,左の個体はつばが完全になくなっています。
つばがないと,チチアワタケにそっくりです。

[写真2]は,以前同じ場所に発生していた幼体が乳を分泌していたことから,チチアワタケだろうと思います。
(これも,ヌメリイグチだと思って食べたことがあります。異状はありませんでしたが,チチアワタケはたまに中毒することがあるそうです。)。

もう一種類の[写真3]は,管孔が前2種より大きく,傘が反り返っているところから,アワタケだと思うのですがはっきりしません。

詳しくは,
2009年10月22日 ヌメリイグチ
2009年10月23日 チチアワタケ
2009年10月24日 アワタケ?