4月16日(土) 8.3℃~16.5℃(昼)晴時々雨(夜)晴時々曇(日の出)05:24(日の入)18:30(月の出)17:58(月の入)05:07(月齢)14.9
(1)朝,ブラインドを開けると西の空に大きな虹がかかっていました。きれいに弧を描いた虹は,ひさしぶりに見ます。(6時16分)
(2)ミツバアケビの花が咲いていました。黒紫色の花びらのような萼があるのが雌花,むき出しの葯がブドウの房のようについているのが雄花序です。
■ミツバアケビの花について→2018年4月26日
(3)タラヨウに蕾(雌花)がついていました。
(4)美術館横のモミジバフウに花が咲いていました。球形で垂れ下がっているのが雌花序,穂状で立ち上がっているのが雄花序。
4月17日(日) 6.3℃~22℃(昼)晴(夜)晴後時々曇(日の出)05:23(日の入)18:31(月の出)19:07(月の入)05:37(月齢)15.9
(5)ハナニラの花が咲いていました。アルゼンチン原産で園芸植物として入ってきたものですが,根付きやすいため各地で野生化しています。
(6)強剪定された植木。力強くていい形です。モチノキ?
(7)クスノキに花が咲いていました。
(8)フジの花が咲き始めていました。花穂の上から順番に咲いてゆきます。
(9)モンツキウマゴヤシの花が咲いていました。「紋付」の名のとおり葉っぱの黒い斑紋が特徴です。
■モンツキウマゴヤシについて→2007年4月21日
(10)~(11)モミジバフウの雌花序を切ってみました。
(12)~(13)モミジバフウの雄花序を切ってみました。
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[写真5]ハナニラ
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[写真6]モチノキ?
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[写真7]クスノキ花
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[写真8]フジ花
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[写真9]モンツキウマゴヤシ
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[写真10]モミジバフウ雌花序
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[写真11]モミジバフウ雌花序断面
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[写真12]モミジバフウ雄花序
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[写真13]モミジバフウ雄花序断面
4月18日(月) 13.3℃~22.7℃(昼)曇一時雨(夜)晴時々曇(日の出)05:22(日の入)18:32(月の出)20:19(月の入)06:10(月齢)16.9
(14)クサイチゴの花が咲いていました。
(15)~(18)スズメノヤリに花が咲いていました。スズメノヤリの花は雄しべより先に雌しべが成熟します(雌性期)。他の花からの花粉で受精した後に雄しべが成熟し,他の花に花粉を供給します(雄性期)。この花は子房が随分膨らんでいます。すでに雄性期も過ぎているようです。葉の縁には長毛が生えています。
(19)窓から近所のヒノキが伐採されているのが見えます。日陰になるためでしょうか。一旦全部の枝を払った上で,上から順番に少しずつ幹を輪切りにしていました。丁寧な仕事ぶりです。
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[写真14]クサイチゴ花
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[写真15]スズメノヤリ
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[写真16]スズメノヤリ花
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[写真17]スズメノヤリ花
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[写真18]スズメノヤリ葉
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[写真19]ヒノキ伐採
4月19日(火) 10.5℃~23.3℃(昼)晴(夜)晴(日の出)05:21(日の入)18:32(月の出)21:33(月の入)06:47(月齢)17.9
(20)シロヤマブキの花が咲いていました。ヤマブキの花に似ていますが,ヤマブキとは全く別種です。
(21)前方を歩いていた鳥。黒っぽい後姿ではっきりわかりません。ちらっと腹側に茶色っぽい色が見えました。イソヒヨドリでしょうか。
4月20日(水) 10℃~25.8℃(昼)晴(夜)晴時々曇(日の出)05:19(日の入)18:33(月の出)22:46(月の入)07:32(月齢)18.9
(22)~(22)ヒメライラックの花が咲き始めていました。
(24)キランソウの花が咲いていました。
(25)コバノガマズミの花が咲いていました。
(26)~(27)シロヤマブキに昨秋の果実が残っていました。1個が欠落し3個残っています。触ると薄い果皮が取れて,中から硬い種子が出てきました。
(28)~(30)スズメノヤリ雌性期の花。花被片を閉じたまま,3裂した柱頭を伸ばしています。まだ子房が膨らんでいないので,一つひとつの花がほっそりしています。
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[写真22]ヒメライラック花
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[写真23]ヒメライラック葉
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[写真24]キランソウ
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[写真25]コバノガマズミ花
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[写真26]シロヤマブキ果実
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[写真27]シロヤマブキ種子
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[写真28]スズメノヤリ雌性期
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[写真29]スズメノヤリ雌性期
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[写真30]スズメノヤリ雌性期
4月21日(木) 13.2℃~20.9℃(昼)雨時々曇(夜)雨時々曇(日の出)05:18(日の入)18:34(月の出)23:54(月の入)08:25(月齢)19.9
・近所でモリアオガエルが鳴き始めました。
(31)ウマノアシガタの花が咲いていました。
(32)ハルジオンとヒメジョオン,よく似ていますが,今の時期咲いているのはハルジオンです。
(33)美術館のフジが満開です。
(34)オオバコにしては立ち姿が綺麗すぎるので,別の種類ではないかと調べると,ツボミオオバコという種類でした。比較的新しい外来種のようです。
(35)~(36)雄性期のスズメノヤリ。花被片が開き,6個の雄しべが花粉を出しています。よじれた細長い3個の柱頭には花粉が付着しています。
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[写真31]ウマノアシガタ花
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[写真32]ハルジオン
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[写真33]フジの花
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[写真34]ツボミオオバコ
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[写真35]スズメノヤリ雄性期
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[写真36]スズメノヤリ雄性期
4月22日(金) 15.7℃~24.5℃(昼)曇一時雨後晴(夜)曇時々晴(日の出)05:17(日の入)18:35(月の出)–:–(月の入)09:27(月齢)20.9
(37)マツバウンランの花が咲いていました。以前に名前が分からなくて随分さがした記憶があります。外来種なので図鑑には載っていなかったのです。
(38)コナラの葉にいたテントウムシ。
(39)~(40)コナラの葉を巻いて蛹化した虫がいました。ガだと思うのですが,よくわかりません。
4月23日(土) 13.9℃~25.2℃(昼)曇一時晴後時々雨(夜)曇(日の出)05:16(日の入)18:36(月の出)00:53(月の入)10:34(月齢)21.9
(41)カラスノエンドウに若い豆果がついていました。緑色の薄い豆果はキヌサヤに似ています。食べられないのかなと思い調べてみると,若くて柔らかいものは食べることができるそうです。
(42)美術館フジ棚の花穂。
(43)シロツメクサ(クローバー)の花が咲いていました。
(44)スズメノヤリの花。花粉を放出した花は,再び花被片を閉じ子房が膨らんできます。
4月24日(日) 15.8℃~19℃(昼)雨時々曇(夜)雨後晴時々曇(日の出)05:15(日の入)18:36(月の出)01:43(月の入)11:44(月齢)22.9
(45)~(46)ハナミズキの花が咲いていました。ハナミズキの白い花びらに見えるものは総苞片で,中央の雄しべのように見えているものが花のかたまりです。しかし総苞片がいつまでも開かないものもあります。それはそれで面白い形なので,新しい品種として固定化してしまったらどうかと思うのですが。
(47)~(48)ツボミオオバコの花は花序の下から上に向かって順番に咲いてゆきます。雌性先熟で先に雌しべが出て受粉し,そのあと雄しべが出ます。花序の上の方の花は柱頭が突き出ていて(雌性),下方の花には葯が垂れ下がっています(雄性)。花序の上にハエがとまっていたので花粉媒介者かと思ったのですが,オオバコ属は風媒花だそうです。
4月25日(月) 16.4℃~28.9℃(昼)曇一時雨後晴(夜)曇(日の出)05:13(日の入)18:37(月の出)02:24(月の入)12:53(月齢)23.9
(49)~(50)ツボミオオバコの花1個を拡大して撮ってみました。ツボミとついているように9割方は閉鎖花になるようですが,この株の花は花弁が開き雄しべが垂れ下がっています。
(51)~(52)葉はオオバコより細く倒披針形。表裏に細かい毛が生えています。
(53)~(54)ハナミズキの花を拡大してみました。
(55)インクラインも新緑に覆われています。
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[写真49]ツボミオオバコ花
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[写真50]ツボミオオバコ花
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[写真51]ツボミオオバコ葉
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[写真52]ツボミオオバコ葉
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[写真53]ハナミズキ花
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[写真54]ハナミズキ花
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[写真55]インクライン
4月26日(火) 18.1℃~23.2℃(昼)雨時々曇(夜)雨時々曇(日の出)05:12(日の入)18:38(月の出)02:59(月の入)13:59(月齢)24.9
・近所の川の横を通りすぎるときに,「ゲー」と一声だけタゴガエルの声が聞こえました。今年も繁殖期が始まったようです。石の隙間に隠れているので姿を見ることはできません。
■タゴガエルについて→2016年5月31日
(56)インクラインの土手にノアザミが咲いていました。春に咲くアザミのなかまはノアザミだけです。
(57)ガマズミの花が咲いていました。葉が細長いのでミヤマガマズミではないかと思います。
(58)ヒメライラックが満開です。
(59)~(60)ヒメツルソバの花が咲いていました。多分植えられたものではなく逸出したものだと思います。
(61)コナラの葉にジャノメチョウがとまっていました。ヒメウラナミジャノメです。翅裏に波模様があるため「ウラナミ」,ウラナミジャノメより小さいので「ヒメ」とついています。本家のウラナミジャノメは京都府レッドデータブックで準絶滅危惧種になっていますが,ヒメウラナミジャノメは広くみられる普通種です。
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[写真56]ノアザミ
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[写真57]ミヤマガマズミ
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[写真58]ヒメライラック
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[写真59]ヒメツルソバ
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[写真60]ヒメツルソバ
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[写真61]ヒメウラナミジャノメ
4月27日(水) 13.1℃~23.3℃(昼)曇一時雨(夜)曇一時晴(日の出)05:11(日の入)18:39(月の出)03:29(月の入)15:03(月齢)25.9
4月28日(木) 11.3℃~25.7℃(昼)晴一時曇(夜)晴後一時曇(日の出)05:10(日の入)18:40(月の出)03:57(月の入)16:05(月齢)26.9
(62)電線にとまった鳥が美しい声で鳴いていました。声を録音しようとしたのですが,すぐに飛んでゆきました。キビタキでしょうか。
(63)ヒメウツギの花が咲いていました。
(64)塀にスズメガがとまっていました。B-2爆撃機のようなスマートな形に特徴的な緑色の斑紋があります。ネットで「緑色 スズメガ」と画像検索するとすぐに出てきました。ウンモンスズメガです。(図鑑の写真は標本を撮っているので色が褪せて,斑紋が褐色になっていました。ネットの画像検索の方が役に立ちますね。)
(65)キランソウだと思って撮ったのですが,茎が立っています。キランソウは地面を這うように広がり,茎は立ち上がりません。タチキランソウという種類もあるのですが,それとは花冠上唇の形が違います。セイヨウキランソウ(セイヨウジュウニヒトエ)という園芸種が近年逸出して野生化しているそうです。それかもしれません。
(66)2日前と同じ場所にヒメウラナミジャノメがとまっていました。今日は翅を閉じているので,翅裏の波模様がよく見えます。
(67)ヒノキの緑の間に見える黄色いモコモコはシイの花です。東山の至る所で見られます。
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[写真62]キビタキ
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[写真63]ヒメウツギ
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[写真64]ウンモンスズメガ
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[写真65]セイヨウキランソウ?
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[写真66]ヒメウラナミジャノメ
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[写真67]新緑のモコモコ
4月29日(金) 11.3℃~19.2℃(昼)大雨時々曇(夜)雨一時晴後曇(日の出)05:09(日の入)18:41(月の出)04:23(月の入)17:06(月齢)27.9
(68)~(69)インクライン土手のカモガヤが一斉に開花していました。カモガヤはイネ科で風媒花です。風に飛ばされた花粉は,イネ科花粉症の原因となるとされています。
(70)フジの花の子房が成長していました。小さいながらも,もうさや豆の形になっています。
4月30日(土) 10.6℃~21.7℃(昼)晴(夜)曇時々晴後雨(日の出)05:08(日の入)18:41(月の出)04:49(月の入)18:06(月齢)28.9
(71)フジの小さな豆果が鈴なりになっていました。
(72)コウヨウザンの雌花かなと思ったら新葉のようです。
(73)シロツバキだと思っていましたが,調べるとナニワイバラでした。
(74)シロバナシランが咲いていました。
最低気温-最高気温,天気(昼…06:00-18:00 夜…18:00-翌日06:00)は気象庁のホームページから,日の出・日の入り時刻,月齢は国立天文台のホームページから。