リキュウバイの花が満開でした。利休梅という名前だけで風情を感じてしまいますが,利休とは全く関係がなく明治期になって輸入された木だそうです。「利休好み」風の名前で茶花として利用され,そのことで更に広く使われるようになっという,名付けた業者のネーミングの勝利ですね。別名のマルバヤナギザクラやウメザキウツギ,バイカシモツケではあまり普及しなかったと思います。

リキュウバイ
リキュウバイ[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]
リキュウバイ
リキュウバイ[ in南禅寺草川町 on2022/3/30 ]

花弁は5個で倒卵形,基部は急に狭くなっています。

リキュウバイ(花)
リキュウバイ(花)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]

花の中心は花托が膨らんで台のようになっています。雄しべは15個~25個。

リキュウバイ(花の中心)
リキュウバイ(花の中心)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]
リキュウバイ(花・断面)
リキュウバイ(花・断面)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]

雌しべの柱頭は5つに分かれています。

リキュウバイ(雌しべ)
リキュウバイ(雌しべ)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]
リキュウバイ(雌しべ・断面)
リキュウバイ(雌しべ・断面)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]
リキュウバイ(蕾)
リキュウバイ(蕾)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]
リキュウバイ(蕾・断面)
リキュウバイ(蕾・断面)[ in南禅寺草川町 on2023/3/30 ]