カラムシの葉に,アカタテハの巣がたくさんできていました。[写真2]
アカタテハの幼虫は,食草であるカラクサやヤブマオの葉を折りたたみ,合わせ目を吐き出した糸で綴じ合わせて巣を作ります。
白い葉裏が表にでているので,よく目立ちます。[写真1]
幼虫は巣の中に姿を隠したまま,葉の下の方から食べてゆきます。
天敵に身をさらさずにゆっくりと食事できるので,なかなかよい方法だと思いますが,巣の中を覗いてみると,空の巣も多いのはどういう理由でしょうか。
天敵にやられたのか,食べ飽きて次の葉に移ったのか。
[写真3]と[写真4]は,巣の中にいた幼虫。
3~4齢?
[写真5]は,同じ場所にいたフクラスズメの幼虫です。
フクラスズメはヤガの仲間で,アカタテハと同じく,カラムシやヤブマオを食草としています。
[写真6]は,アカタテハの羽化したての成虫です。(2010年10月13日)
今までに,アカタテハのことを取り上げた記事
→2010年10月15日
→2008年5月30日
→2007年12月8日
→2007年10月29日
→2006年5月31日
→2006年5月28日
カラムシについて→2008年10月14日