金星の太陽面通過を観察しました。
7時過ぎから14時前まで7時間もかけて,小さな黒い点が太陽を横切ってゆきました。
雲が多かったものの,最初から最後までほぼ観察することができました(ずっと見てたわけではないですが……)。
肉眼でも見えました。

今回の太陽面通過は大きな話題になり,夕刊にも各紙一面で大きな写真が出ています。
日食メガネを使って,実際に見た人も多かったのではないかと思います。
前回の金星太陽面通過は,8年前の2004年6月8日。
その時はこれほど大きな話題にはなっていませんでした。
2004年6月8日のエントリーを見てみると,太陽面通過については何も触れず,トキワハゼについて書いています。

これも金環日食現象の余波でしょうか。
小さな点が太陽を横切るのを見るだけに,日食グラスを買う人はいないと思います。
今回は直前に金環日食があったため,みんな日食グラスを持っていました。
こんな偶然はめったにないでしょうね。

写真はレンズの前に,日食グラスを丸く切り抜いたものを貼り付けて,写しました。
まるでミカンのヘタの位置をずらして写した写真です。