ミシシッピアカミミガメの過去投稿を一つにまとめました。


2025年8月30日

水面に浮かんだニゴイの死骸に,カメが集まっていました。
カメラを向けると散り散りに逃げてしまい,幼体と思われる小さなカメだけがしがみついていました。

ニゴイとミシシッピアカミミガメ
ニゴイとミシシッピアカミミガメ[ in粟田口大日山町 on2025/8/29 ]

ミシシッピアカミミガメでしょうか,頭部の橙赤色の斑紋が目立ちます。
成体と思われるカメも戻ってきて,2匹で腹の部分をつついていました。

ニゴイとミシシッピアカミミガメ
ニゴイとミシシッピアカミミガメ[ in粟田口大日山町 on2025/8/29 ]
ニゴイとミシシッピアカミミガメ
ニゴイとミシシッピアカミミガメ[ in粟田口大日山町 on2025/8/29 ]
ニゴイとミシシッピアカミミガメ
ニゴイとミシシッピアカミミガメ[ in粟田口大日山町 on2025/8/29 ]

2021年7月14日

(39)疎水と白川の合流地点にできた砂州に,ミシシッピアカミミガメが2匹いました。対岸の歩道からカメラを構えると,とたんに2匹とも水の中に逃げてゆきました。20m以上の距離があるのに,こちらが見えているようです。水中で生活しているカメがそんなに目がよいとは驚きです。

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    [写真39]ミシシッピアカミミガメ

2021年5月9日

(30)水面にカメ(ミシシッピアカミミガメ)が頭を出していました。光の加減か頭が白く見えます。(インクライン)

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    [写真30]ミシシッピアカミミガメ

2018年4月12日

・ミシシッピアカミミガメが水面に鼻を出していた。頭部の赤い模様が目立つ。(九条山)


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    [写真43]ミシシッピアカミミガメ

2014年3月2日

もう,冬眠から目覚めたようです。
水面から頭を出して,浮かんでいるミシシッピアカミミガメがいました。
こちらに気づくと,ゆっくりと泳いで逃げてゆきました。

そういえばもう3月,ここ数日,暖かい日が続いています。
ミシシッピアカミミガメは最高気温が15度程度になると,冬眠から覚めるそうです。
気象庁のページで,この1週間の京都市の最低気温,最高気温を調べてみました。

日付 最低気温 最高気温
2月23日 0.0 9.9
2月24日 -0.2 11.7
2月25日 1.3 13.8
2月26日 1.4 14.8
2月27日 9.8 14.0
2月28日 8.6 15.0
3月1日 7.4 11.5

 

奇しくも前日の2月28日の最高気温は15度。
やはり15度程度というのが目安なのでしょうか。

でもこれから,また寒さがぶり返すそうなので,もうひと眠りする必要がありそうです。


2014年2月5日

12月に掘り出したミシシッピアカミミガメ(→2014/1/12)を組み立てようとしたのですが,小さな骨が完全にばらばらになっていて,全体を組み立てるのは無理そうです。
とりあえず頭部を組み立ててみました。

頭部は大きなかたまりなので,一見したところそれほど壊れていないと思っていたのですが,骨格図と照らし合わせてみると,色んな部分が欠けています。

地中に埋めておくという安易な方法ではなく,解剖して地道に肉を除去する方が,骨のつき方などもわかって,結局は早道なのかなと思い直しています。


2014年1月12日

昨年7月に庭に埋めたミシシッピアカミミガメ(→2013/7/12)を,12月11日に掘り出しました。
恐るおそる包んだネットを開けてみると,うまい具合に骨化しています。[写真6]

ウジ虫が群がる悲惨な光景を危惧していたのですが,そんなことはありませんでした。
匂いもあまりせずに,わりと平和な光景です。(数ミリの糸のような小さな虫がたくさん付いていますが,無視することにしました)

持ち上げた瞬間に甲羅がバラバラになって崩れ落ちました。
カメの甲羅はひとつづきの骨だと思っていたのですが,たくさんの骨が組み合わさったものだったのですね。

全身の骨はこれから組み立てるのですが,とりあえず,組み立てる前の甲羅と頭がい骨の写真をアップしておきます。
興味深い点がいくつもあります。

先ず,カメの甲羅の亀甲模様は骨の模様ではなく,骨格の表面を覆った鱗の模様だということ。
穴から取り出した時点で,甲羅の表面がずるずると薄く剥がれてゆきます。
意外なのは鱗の形と,下にある骨の形は同じではないということ。
鱗同士のつなぎ目と骨同士のつなぎ目が重ならないようにして,堅牢性を増加させているようです。

背甲の中心線には,脊椎のような,神経がとおるらしい穴があいた骨が並んでいます。
調べるとこれはやはりこれは脊椎で,椎骨といいます。
カメの背甲はあばら骨が板状に変形してできたものだそうです。
その発生学的新発見について,朝日新聞(2013/7/10)に記事が載っていました。

 カメの甲羅の正体は,変形して板状になったあばら骨が,筋肉を押しのけて体の表面に出てきたものであることを,理化学研究所などのグループが明らかにした。皮膚で作られる「殻」ではないことがはっきりしたという。
 カメは,あばら骨同士がくっついて板状になった甲羅が,六角形や五角形の幾何学模様をしたうろこのすぐ下にある。体の表面でできた殻があばら骨と一体化して板状になったのか,あばら骨が単独で変形してできたものなのか,19世紀から議論されてきた。
 理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の平沢達矢研究員らは,スッポンを例に甲羅の作られ方を精密に調べた。卵の中で育つ経過を観察すると,皮膚より下にある組織で,あばら骨同士がすき間を埋めるように伸びる様子を確認。殻と一体化しなくても,あばら骨だけで板状の構造がつくれることがわかった。
 同じ甲羅を持つ生き物でも,哺乳類のアルマジロの場合は,変形していないあばら骨や背骨の上に,ドーム状の鐘のようなものが乗っかっている。この甲羅は体の表面で作られるもので,進化的には魚のうろこと同じだという。

カメの甲羅の進化の過程をアニメーションさせた映像が,ユーチューブにありました。

理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターのサイトにも進化過程を描いた3次元アニメーションがあります。

甲羅の骨と骨の接合部は,超精密な継ぎ手になっていて[写真4],ギザギザを正しく組み合わせると隙間なくぴったりと繋ぐことができます。

頭蓋骨の上あごと下あごには,総入れ歯のような角質のカバーがかぶさっています。
[写真5]はそれぞれを外したところ。
カメには歯がなく口ばしがあるというのは知っていましたが,こういうことなのかと納得しました。

これから全身の骨格を組み立てて,また報告したいと思います。


2013年7月12日

先日,桂川の堤防付近で大きなカメが歩いているのを見つけました。
ミシシッピアカミミガメです。
大きなカメだったので何も考えずに捕まえてしまいましたが,後で後悔することになりました。

甲羅には暗緑色の水苔が生えています。
甲長24.5cm。
すごく大きなカメに見えたのですが,実際に測ってみるとそれほどでもないですね。
横幅が広いので,実際よりは大きく感じるようです。

甲羅の苔を洗い落として,撮った写真が[写真2][写真3]です。
甲羅の背側が全面苔でおおわれていたのに対して,腹側には苔は全然生えておらず,鮮やかな黄色と黒色の模様があります。
背側の色は上空から襲う捕食者への保護色だとして,腹側の派手な模様にはどんな意味があるのでしょうか。
子亀にも派手な模様があるので,原産地の北アメリカの川では何か意味があるのだと思います。

不思議なことに,その翌日にも同じ場所で別のミシシッピアカミミガメを見つけました。
こちらは甲長22cm。
甲羅は苔むしておらず,きれいな状態でした。

同じ日に,鴨川近くの住宅街に大きなスッポンが現れています。
警察官が出動したせいか,各局のテレビニュースでも報道される大げさな事態となっています。
京都新聞(2013年7月6日朝刊)

5日午前6時半ごろ、京都市上京区河原町通丸太町上ル付近の住宅地で、大きなスッポンが道路を歩いているのを住民が見つけ、110番した。
 駆けつけた上京署員3人が捕まえようとすると網をかむなど抵抗したが、間もなく捕獲された。甲羅の長さは約33センチ、重さ約5キロ。京都水族館によると、ニホンスッポンの雌という。
 現場は鴨川の西約100メートル。同水族館は、「産卵場所を探して鴨川から迷い込んだのではないか。こんな大きいスッポンが町中で見つかるのは珍しい」と話している。スッポンは鴨川に放す予定という。

スッポンは産卵場所を探していたらしい,とのこと。
ミシシッピアカミミガメも産卵場所を探していたのかもしれません。

ミシシッピアカミミガメは北アメリカ原産の外来種で,1970年代以降日本で急速に数を増やし,分布をひろげています。
繁殖力が強く,在来種のカメだけでなく地域の魚,植物などにも悪影響を与えます。
生態系を壊すカメとして,日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されています。

記事では「スッポンは鴨川に放す予定」となっていますが,ミシシッピアカミミガメはそのまま川に放すわけにはいきません。
ミシシッピアカミミガメが増えた原因は,大量に輸入されたペット用のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメの子どもです)を,飼いきれなくなった人が池や河川に捨てたことにあります。
一度捕まえてしまうと,無責任に再放流するわけにはいきません。

……弱りました。
捕まえた時には,そこまで考えていませんでした。
駆除する(殺す)としても,方法やその後の処理を考えると気の思いことです。
一層,食べることができればよいのですが。


2009年8月27日

  • アカミミガメ
  • アカミミガメ
  • アカミミガメ

動物園南の疎水に,カメが泳いでいました。

外来種のミシシッピアカミミガメです。
顔に,特徴的な赤色と黄色の模様があります。
耳が赤いので,アカミミガメの名がついています。

アカミミガメは16ほどの亜種に分けられるそうですが,日本でよく見られるのはミシシッピアカミミガメです。
子ガメは「ミドリガメ」の名前でペットとして売られています。
小さい時はかわいらしいのですが,かなり大きくなるので持て余してしまうことも多いようです。(なにせカメなので長生きします)
池や川に放された個体が,各地で繁殖しています。
このカメも,数年前までどこかの家庭でペットとして飼われていたのかもしれません。

1990年代半ばには1年間に100万匹のアカミミガメが輸入されていたそうなので,不法に放流されたものは相当の数にのぼると思います。
本種は外来生物法の規制対象になっていませんが,爬虫類を捨てる行為は動物愛護法に違反し違法です。

(財)自然環境研究センター『日本の外来生物』(2008年)には,アカミミガメについて次のように書いてありました。

大きさ 最大背甲長:雄20cm,雌28cm
分布 アメリカ合衆国から南アメリカ北西部原産。日本では,1950年代後半からふ化後間もない幼体が「ミドリガメ」の通称でペットとして輸入され,60年代後半から捨てられたり逃げ出したりしたものが野生化した。現在は全国各地で野生化し,定着も確認されている。
特徴 亜種ミシシッピアカミミガメなどの頭部の両脇に見られる赤い斑が和名の由来。赤い斑は,雄成体では不明瞭になることもある。皮膚は緑色で,黄色の縞模様をもつ。雄より雌のほうが大きくなる。最大体重2.5kgと,在来のイシガメよりも大型になる。湖沼やため池,河川の中下流域,公園の池,濠などに生息する。水質汚濁に強く,都市部の汚染された河川でも生存できる。魚類,両生類,甲殻類,水生昆虫,貝類,水鳥の死骸などを摂食するほか,水草や陸上植物なども食べる。成長するにつれて植物質をよく食べるようになる。温帯域での繁殖期は4~7月。1回に20個を超える卵を産む。飼育下では30年6か月生存した記録がある。