5月16日(日) 19.5℃~21.5℃(昼)雨時々曇(夜)曇時々雨(日の出)04:53(日の入)18:54(月の出)07:52(月の入)22:56(月齢)4.3
・5月中旬なのに,もう梅雨入りしました。平年より21日早いそうです。

気象庁は16日,近畿と東海が梅雨入りしたとみられると発表した。いずれも平年より21日早く,統計がある1951年以降,近畿は最も早く,東海が2番目に早い。昨年と比べると,両地方とも25日早かった。
 気象庁によると,今年は偏西風が通常よりも北に蛇行し,太平洋上の高気圧が北に張り出している。南から湿った空気が流れ込みやすく,各地で梅雨入りが早まる傾向にあるという。

(1)ドアを開けて外に出ると,スイカズラの甘い香りが漂っていました。雨のせいでしょうか,いつもより香りを強く感じます。(九条山)

5月17日(月) 19.7℃~24.6℃(昼)雨時々曇(夜)曇時々雨(日の出)04:52(日の入)18:55(月の出)08:47(月の入)23:42(月齢)5.3
・一日,雨。
5月18日(火) 19.3℃~25.1℃(昼)曇後時々雨(夜)曇時々雨(日の出)04:51(日の入)18:56(月の出)09:46(月の入)–:–(月齢)6.3
(2)ドクゼリの花が咲いていました。清楚な花に似つかわしくない毒々しい名前ですが,これも仕方がないですね。猛毒への警鐘として必要です。キノコの「ドクアジロガサ」が死亡事故が相次いだために「コレラタケ」に改名された例もあります。京都府レッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されいます。
(3)~(4)道にカキの花がたくさん落ちていました。毎年,この時期になると道いっぱいに落花します。カキは雌雄異花で,落ちているのは雄花です。「柿の花」は夏の季語で,落ちる風情を詠んだもんが多くありました。「朝じめりへぽとりと一つ柿の花 山頭火」
(5)大きなコイが数匹,水面で口をパクパクさせていた。こうした行動は水中の酸素が不足しているためと思っていたのだが,このところずっと雨が降っているのに,水中の酸素が不足することなどあるのでしょうか。(岡崎)

5月19日(水) 18.6℃~22.7℃(昼)雨時々曇(夜)曇時々晴(日の出)04:51(日の入)18:57(月の出)10:48(月の入)00:23(月齢)7.3
(6)朝,市街地を霧(1km以上見通せるので気象学的には「もや」)が覆っていました。そのうち雨雲がやってきて,雨になりました。(九条山)
(7)キンカンの実がなっていました。(南禅寺)
(8)歩道に大きなムカデが死んでいました。頭が朱色なのでトビズムカデです。(岡崎)
 ■トビズムカデについて→2011年7月30日
(9)イロハモミジの花が終わり,もう実の形ができていました。(南禅寺)

5月20日(木) 16.6℃~21.6℃(昼)大雨時々曇(夜)大雨後一時曇、雷を伴う(日の出)04:50(日の入)18:57(月の出)11:52(月の入)01:00(月齢)8.3
(10)シナサワグルミの木に果穂が垂れていました。在来種のサワグルミと似ていますが,サワグルミは名前のとおり沢など山間の湿った場所に生えます。街路樹や公園樹として植えられているのは中国原産のシナサワグルミという種類だそうです。(岡崎)
(11)ザクロの花が咲いていました。(岡崎)
(12)ウメの実が大きくなっていました。果柄が短く,色も葉に紛れてわかりにくいですね。(インクライン)
(13)テイカカズラの白い小さな花が,ベールをかぶせたようにサクラの木を覆いつくしていました。(インクライン)
(14)インクラインの線路わきにキノコが散生していました。シメジモドキ?

5月21日(金) 18.8℃~23.9℃(昼)雨後時々曇(夜)曇一時雨後時々晴(日の出)04:49(日の入)18:58(月の出)12:57(月の入)01:34(月齢)9.3
・昨日の夜から強い雨が降りつづいています。
京都新聞(2021年5月21日)

京都や大津で記録的な大雨,昼頃まで土砂災害に厳重警戒 京都では避難指示も
 梅雨前線に伴う大雨の影響で,京都府や滋賀県は21日,5月としては記録的な大雨になっている。京都市左京区の一部には避難指示が発令された。大津市南小松の24時間降水量は,5月としては観測史上最多を更新した。
 気象庁のデータによると,21日午前8時までの24時間雨量は,大津市南小松で180.5ミリ,京都府京田辺市で155ミリ,京都市中京区で117ミリとなっている。

5月22日(土) 15.2℃~22.6℃(昼)曇一時晴後雨(夜)晴一時雨(日の出)04:49(日の入)18:59(月の出)14:04(月の入)02:06(月齢)10.3
(15)~(16)最初見たときはスギの苗木を並べて植えてあるのかと思いました。スギの枝を長く這わせる何か特殊な仕立て方があるのかなと……。しかし調べてみると,これはハイネズの園芸種ブルーパシフィックのようです。最近は匍匐性のあるコニファー(園芸用の針葉樹)がグランドカバーとしてよく用いられるとか。(岡崎)
(17)ウツギの花が咲いていました。(岡崎)
(18)ヤマザクラの実が熟し始めました。葉の間から赤い色の実に混じって黒く熟した実が頭を出しています。(岡崎)

5月23日(日) 13.9℃~28.9℃(昼)晴(夜)曇後一時雨(日の出)04:48(日の入)19:00(月の出)15:12(月の入)02:36(月齢)11.3
(19)ドクダミの花が咲いていました。(南禅寺)
(20)チチコグサが地味な綿帽子をつけています。(南禅寺)
(21)~(23)細く直立した茎に小さな紫色の花をつけた野草。キキョウソウです。初めてだと思ったのですが,12年前に調べて書いていました。
■キキョウソウとヒナキキョウソウの違いについて→2009年6月16日

5月24日(月) 16.5℃~25.6℃(昼)雨時々曇(夜)雨後曇時々晴(日の出)04:48(日の入)19:00(月の出)16:24(月の入)03:08(月齢)12.3
(24)石の隙間にノゲシが成長して黄色い花を咲かせていました。ノゲシの名は葉の形がケシに似ているところからきているそうですが,ケシは見ることがないので,逆にケシはこんな葉をしているのかと思います。(岡崎)
(25)シャシャンボに似た実がなっていました。でもシャシャンボの花が咲くのは5月~7月のはずです。暖かいので早く開花,結実したのでしょうか。(岡崎)
(26)岡崎の疎水に1羽だけ水鳥が浮かんでいました。望遠で確認してみるとオオバンでした。5月中旬までいたキンクロハジロはいつの間にかいなくなっています。
(27)通り過ぎたときに葉っぱの上からひらひらと飛び立ったガがいました。キシタエダシャクです。何か違和感があると思ったら,腹端同士を連結して交尾中でした。(南禅寺)
 ■キシタエダシャクについて→2007年5月31日

5月25日(火) 16.8℃~26.7℃(昼)晴時々曇(夜)曇時々晴(日の出)04:47(日の入)19:01(月の出)17:38(月の入)03:43(月齢)13.3
(28)生垣のネズミモチに花が咲いていました。一緒に写っている鋸歯のある葉はアラカシです。ネズミモチの葉は全縁です。(岡崎)
(29)夕方,ヘリコプターが市街地の上を何度も旋回していました。西日がまぶしくてよく見えません。毎日新聞のロゴがあります。ユーロコプターEC135。

5月26日(水) 15.1℃~24℃(昼)曇一時晴(夜)雨時々曇(日の出)04:47(日の入)19:02(月の出)18:54(月の入)04:22(月齢)14.3
(30)クリの花が咲いていました。まだ咲き始めたばかりで,匂いもしていません。これから満開になると,ブナ科特有の花の匂いがあたりに漂うはずです。(南禅寺)
 ■クリの花について→2012年6月12日
(31)道にヨコヅナサシガメが死んでいました。(九条山)

5月27日(木) 14.6℃~18.3℃(昼)大雨後時々曇(夜)曇(日の出)04:46(日の入)19:02(月の出)20:10(月の入)05:08(月齢)15.3
昨夜,皆既月食がありました。スーパームーンと重なったとか。京都からは曇っていて観察できませんでした。
京都新聞(2021年5月26日)

きょう皆既月食,「赤い月」は曇ってる京都では全然見えなかった
 月が地球の影に隠れる月食が26日夜,全国各地でスタートした。午後8時9分からは,完全に月が欠ける「皆既月食」となり,神秘的な「赤銅色の月」となる。
 京都市内では,午後6時53分に一部が欠けた状態の満月が昇ってくるはずだった。しかし,京都・東山の上空には雲がどんよりと垂れ込めた。完全に欠ける午後8時9分になっても地上のマンションやホテルの灯りは見えるものの,星や月の光はまったく見えず,「皆既状態」が終わる午後8時28分まで月が顔を出すことはなかった。
 今回の皆既月食は,満月が1年で最も大きく見える「スーパームーン」と重なっており,注目を集めている。

(32)朝から雨。(九条山)
(33)珍しく高いスギの木のてっぺんにアオサギがとまっていました。雨は3時頃に止みました。(九条山)

5月28日(金) 15.3℃~25.3℃(昼)曇(夜)曇後時々雨一時晴(日の出)04:46(日の入)19:03(月の出)21:20(月の入)06:02(月齢)16.3
(34)歩道沿いの街路樹(低木)に黄色い花が咲いていました。ヤマブキの花に似ていますが葉の形が違います。調べるとキンシバイでした。漢字で書くと「金糸梅」。ウメに似た黄色い花を咲かせることからついた名前だそうです。ウメの花に全然似ていない気がしますが,花が大形の園芸品種だからかもしれません。(岡崎)
(35)~(36)道脇に見慣れない花が咲いていました。名前を調べると「シチダンカ」。カタカナで書くと奇妙な名前です。漢字で書くと「七段花」となり,八重咲の装飾花を見ると納得のいくネーミングです。(九条山)
(37)シチダンカと同じ場所に咲いていた花。タツナミソウに似ているのですが,下唇に紫色の斑点がありません。タツナミソウのなかまだと思うのですが。(九条山)
(38)カタツムリの赤ちゃん。

5月29日(土) 18℃~28.6℃(昼)晴後時々曇(夜)晴一時曇(日の出)04:45(日の入)19:04(月の出)22:21(月の入)07:03(月齢)17.3
(39)駐車場脇にキキョウソウが生えていました。(岡崎)
(40)マツバウンランの花が咲いていました。少し荒れた土地に細長い茎を林立させている様子はキキョウソウに似ています。どちらも紫色の小さな,きれいな花を咲かせます。(岡崎)
 ■マツバウンランについて→2007年4月23日

5月30日(日) 15.5℃~28.4℃(昼)晴(夜)晴(日の出)04:45(日の入)19:04(月の出)23:13(月の入)08:09(月齢)18.3

5月31日(月) 14.1℃~29.5℃(昼)晴(夜)晴(日の出)04:45(日の入)19:05(月の出)23:55(月の入)09:17(月齢)19.3
(41)朝7時30分。ムラサキカタバミの花はまだ開いていません。日が昇り,気温が上がると花を開きます。(九条山)
(42)カナメモチの花が散り,子房が膨らみ始めています。(南禅寺)
 ■2週間前の花→2021年5月15日

最低気温-最高気温,天気(昼…06:00-18:00 夜…18:00-翌日06:00)は気象庁のホームページから,日の出・日の入り時刻,月齢は国立天文台のホームページから。