カツラの落葉

カツラの木のまわりが黄色い落葉で埋め尽くされていました。降り積もった落葉の上に立つとほのかに甘い香りがします。家人もそばを通るとイチゴジャムの匂いがするといいます。…続きを読む

ウバメガシのドングリ

前日の雨のせいでしょうか,歩道の端にたくさんのドングリが落ちていました。殻斗をつけているものは一つもありません。みんな殻斗を枝に残してドングリ(堅果)だけが落下したようです。先の尖った楕円形の形はウバメガシのドングリです。…続きを読む

カゼクサの果実

カゼクサに実がなっていました。花が咲いていた1月ほど前と,ふわふわした見かけはほとんど変わりません。このままドライフラワーとして,形を保ったまま枯れてゆくのでしょう。…続きを読む

キブネギク

キブネギクが咲いていました。キブネギクはシュウメイギクの別名とされていますが,よく見かけるシュウメイギクとは花の形が随分違います。こちらの方が本来のシュウメイギクの形に近いとされています。…続きを読む

サザンカ

疎水分線沿いにサザンカの花が咲いていました。大きな木だったので野生のものかと思いましたが,自生地は温暖な九州,山口,四国のみだそうです。…続きを読む

川霧のアオサギ

川霧のたつ水路にアオサギがいました。まだ少し暗くてシャッタースピードが遅くなったのですが,アオサギは時々固まったように動きを止めるので助かりました。…続きを読む

アキノノゲシ

自転車で通りすがりに,見たことのない淡黄色の花が咲いているのを見つけました。翌朝採りに行くとありません。誰か採ったのだろうと思っていましたが,昼間通りかかるとまた咲いています。昼間だけに咲く花だったようです。調べるとアキノノゲシでした。…続きを読む

イボテングタケ

イボテングタケが出ていました。濃い褐色の傘に白い粒々が散らばった大型のキノコで,どっしりとした存在感があります。食べるとイボテン酸の旨味があるらしいですが,毒キノコです。…続きを読む

立ちのぼる川霧

水路の水面から,湯気のような川霧が出ていました。放射冷却現象で冷え込んだせいです。いよいよ本格的に寒い季節に入ってきたことを感じさせますね。昼間は暖かくなると思うのですが。…続きを読む

ミツバアケビの実

木々の枝の間から紫色をしたミツバアケビの実がぶら下がっていました。コッペパンのような細長い実が縦に割れています。かなり老熟していて,中につまっているはずの果肉と種子は全部脱落しています。…続きを読む

東山の霧雲

朝,外に出ると路面が濡れていました。夜の間に雨が降ったようです。東山に雨の名残の霧雲が低く漂っていました。…続きを読む

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせていました。長く伸びた茎の濃い緑色と頭花の黄色の対比が美しいです。花粉症の原因になるという濡れ衣も晴れ,最近はひと頃のような迷惑な雑草というイメージも薄くなりました。…続きを読む

チカラシバ

道脇に,エノコログサの花穂を大きくしたような,黒っぽいブラシのような花穂が並んでいました。よく見かける植物ですが,今まで名前を調べた事がありません。調べるとすぐに分かりました。チカラシバです。根が土にしっかり生えているため,抜くのに力がいることから力芝というそうです。…続きを読む

キンモクセイの花

通りすがりのキンモクセイからよい香りがただよっていました。小さなオレンジ色の花がびっしりと咲いています。星のような形といい鮮やかな色といい心惹かれる花です。もう少し長く咲いていてくれたらよいのですが,1週間もするとすっかり落花してしまいます。…続きを読む

ナラタケモドキ

エノキの切株の周りにナラタケモドキが大量に発生していました。切株上だけでなく周りの地面にも点々と株ができています。地下に伸びた木の根から出ているのでしょうか。この木が枯れた原因もナラタケモドキに感染したからかもしれません。…続きを読む

ノコンギク

道路の石垣に紺色をしたノギクが咲いていました。色があせたように少し白っぽくなっています。花をほぐしてみると,根元にこまかな毛がたくさんあります。葉を触ってみるとざらついています。ノコンギクですね。よく似たヨメナの花には毛(冠毛)がなく,葉は滑らかです。…続きを読む

ニラの花

珍しくむかごのない綺麗なノビルの花が咲いていると思いました。細長い葉をちぎるとノビルと同じような匂いもします。しかし開花時期が違います。ノビルの花は春に咲くはずです。花びらにもノビルのような紫色の線がはいっていません。…続きを読む

ハナタデ

山陰の水路沿いにハナタデの花が咲いていました。といってもぱっちりと咲いている花はありません。開きかけのような花がまばらに咲いています。こんな地味な花なのに,花を称えるハナタデの名がついているのは不思議な感じがします。…続きを読む

イタドリの花と果実

イタドリの実が鈴なりになっていました。実の中心には緑色の粒(痩果)があり,周りに白い3枚の薄い幕(宿存萼)がついています。これほどたくさんの小さな花(それも花びらのない質素な花)が密生しているのに,みんなちゃんと結実しています。
自家受粉しているのかなと思ったのですが,そうではないようです。…続きを読む

ミズヒキ

ミズヒキの細くて長い茎に赤い花が連なっていました。上から見ると赤い花に,下から見ると白い花に見えます。先の曲がった花柱が2本突き出しています。中を見るため切ろうとしたら硬くて切れません。よく見ると花だと思ったものは,実(痩果)でした。…続きを読む

ソメイヨシノの狂い咲き

インクラインのソメイヨシノが狂い咲きしていました。台風や虫害などで葉が一斉に失われると,休眠ホルモンの供給がストップして狂い咲きすることがあるそうです。確かにこのサクラの木には葉がほとんどありませんでした。…続きを読む

集まってくるコイ

疎水の水面を見ていると,いつの間にか足元に大きなコイが何匹も泳いでいました。離れたところにいたマガモ(アイガモ)たちも近寄ってきます。餌をくれると勘違いしているようですね。誰かがこの場所で餌やりをしているに違いありません。…続きを読む

ヒマラヤスギの松ぼっくり

大きなヒマラヤスギの木に松ぼっくり(球果)がたくさんついていました。細く突き出している棒のようなものは,去年の松ぼっくりの果軸です。ヒマラヤスギの球果は,果鱗が果軸にくっついていないため,果鱗はバラバラになってタネと一緒に落下します。基部は果軸が突き出した燭台のような形で枝に残ります。…続きを読む