
羽化直後のテントウムシ
ハギの葉の上に何かつるっとした丸いものが付いていました。よく見ると羽化したばかりのテントウムシです。脱皮殻の上に乗っています。前翅全体が薄いオレンジ色で星模様はありません。薄い後翅が出たままになっています。…続きを読む
ハギの葉の上に何かつるっとした丸いものが付いていました。よく見ると羽化したばかりのテントウムシです。脱皮殻の上に乗っています。前翅全体が薄いオレンジ色で星模様はありません。薄い後翅が出たままになっています。…続きを読む
ミヤギノハギなのかヤマハギなのか分からなくなってしまいました。このハギは植栽されたものであり,枝も長く垂れ下がっているのでミヤギノハギだろうと思っていました。しかし『牧野新日本植物図鑑』(1961年)によるとミヤギノハギの萼は「深く5裂し,裂片は皮針形で先端はとがる」とあります。この花の萼は4裂です。…続きを読む
背の高い草に隠れるようにアオサギが佇んでいました。水面を見つめるではなく,ボーとしているように見えます。しばしの休憩というところでしょうか。…続きを読む
ムクノキの実が落ちていました。見上げると確かにムクノキです。ムクノキは大きな木なので普段下を通っている時には気づかないのですが,実が落ちる季節になると上を見上げることになります。…続きを読む
駐車場にイチョウの実がたくさん落ちていました。
イチョウは裸子植物なので,この実は果実ではなく種子です。生物で習ったように,裸子植物は種子のもとである胚珠が心皮に包まれないで裸出しているため「裸子」植物と言われています。胚珠全体が大きくなって種子となります。…続きを読む
クヌギの枝についているドングリ(堅果)が大きくなっていました。クヌギのドングリは2年型で,次の年の秋に熟します。殻斗もドングリもまだ緑色ですが,しだいに茶色くなり殻斗も反り返ります。…続きを読む
歩道の車止めがエノコログサの花穂で覆われていました。石柱とレンガブロックのほんの少しのすき間に種が定着したのですね。エノコログサにはアキノエノコログサというものもあります。アキノエノコログサの花序は大きい分,先が垂れ下がっています。エノコログサの花序は直立気味です。…続きを読む
こうやって並んで咲いていると,同じ種類の赤花と白花のようです。赤い方がマルバルコウソウ,白い方がマメアサガオです。どちらもヒルガオ科の外来種です。…続きを読む
アセビに今にも開花しそうなたくさんの蕾がついていました。赤く色づいているものもあります。しかし開花は来年の2月くらいです。切ってみると中の大部分は空洞で,底の方に小さな花弁のようなものがありました。…続きを読む
ナキリスゲに花が咲いていました。花穂の上部に雄花が,下部に雌花がついています。スゲ属の花には花被がなく,雌花は果胞とよばれる小さな袋の中に1個ずつつきます。…続きを読む
アカバナマンサクに小さな実ができていました。短い毛に覆われ無骨な感じがします。アカバナマンサクはマルバマンサクの1品種とされています。『牧野新日本植物図鑑』(1961年)にはマルバマンサクについて次のように書いてありました。…続きを読む
カリンの実が落ちていました。鼻を近づけても何の匂いもしません。まだ熟していないようです。漢字で花梨とも書きますが,半分に切った断面は確かにナシの実に似ています。…続きを読む
●道に小さなハチの巣が落ちていました。巣房の数は24個。造巣途中のような大きさですが,巣房には幼虫はおらず全部空になっています。シャワーヘッドのような形はアシナガバチの巣です。…続きを読む
●アカメガシワの木の下に成熟した果穂がいくつも落ちていました。黄色くなった葉も落ちています。実ははじけて黒い種が飛び出しています。樹上で鳥を待つのではなく,地面に散らばった実を食べてもらう作戦でしょうか。…続きを読む
●群生したカゼクサに花穂が伸びふわふわして,カスミソウが揺れているようでした。風草とは風情のある名前ですね。名前のとおり秋の風が似合います。…続きを読む
●水の流れの中にまるで配置されたようなこんもりとした茂みがありました。柔らかな緑色のササのような葉をしています。調べてみるとササではなくイネ科のササガヤでした。ちょうど花期で花穂がでています。 …続きを読む
●ハギの周りをキチョウがゆらゆらと飛び回っていました。産卵場所を探しているのか,交尾相手を探しているのか。キチョウはハギやネムノキなどマメ科の植物に産卵します。しかしアレチヌスビトハギなど外来種のマメ科植物に産卵しているのは見たことがありません。除草されることが分かっているのでしょうか。…続きを読む
●地面で何かが動きました。しばらく見ているとまた細長いものがすばやく動いてとまりました。ニホンカナヘビです。でもこんなに細かったでしょうか。別の種類かと思って調べたのですが,やはりニホンカナヘビのようです。ニホンカナヘビとニホントカゲはよく混同されます。体に光沢のある方がニホントカゲ。…続きを読む
●地面からキノコが重なり合うように出ていました。傘の表面にはぬめりがあります。チチアワタケかヌメリイグチかどちらでしょうか。この場所にはヌメリイグチもよく出るので迷うところですが,つばがないことからチチアワタケとしました。どちらも食用になります。…続きを読む
●ジョロウグモがかなり大きくなっていました。網の中央にいるのがメス。少し離れてオスがいます。メスの1/3くらいの大きさです。…続きを読む
●歩道の隅にアオダイショウがうずくまっていました。近くに寄っても全然動きません。死んでいるようです。外傷はないように見えるのですが。今朝の最低気温は25度を超えていたので,気温が低くて体が動かないということはないと思います。…続きを読む
●地面を歩いていたキイロスズメバチが草むらのなかにせわしなく入ってゆきました。見ていると,あたりかまわず葉っぱや茎の上を歩き回っています。どうやら獲物を探しているようです。飛びながらだけでなく,地道に足で獲物を探すこともするのですね。…続きを読む
●ヒヨドリジョウゴの花が咲いていました。白い花冠が反り返りバドミントンシャトルのような形をしています。花冠基部には緑色の斑点があります。すでに青い実も付いています。赤く熟し,ヒヨドリが好むことからヒヨドリ上戸の名がついたとか。実際にはヒヨドリは好まないとも。…続きを読む
●ヤマボウシの実が1個だけ落ちていました。見上げると枝には赤くなりかけた実がたくさんついています。この実は茶色くなっていて食べられそうにありませんね。しかし切ってみると熟した甘い果実の匂いがしました。舐めてみようかと思いましたがやめました。…続きを読む