2023年11月26日

毎朝,同じ場所に青サギがいます。
この場所を餌場にしているようです。

アオサギ
アオサギ[ in南禅寺草川町 on2023/11/23 ]
アオサギ
アオサギ[ in南禅寺草川町 on2023/11/23 ]
アオサギ
アオサギ[ in南禅寺草川町 on2023/11/23 ]

2023年6月15日

アオサギが頭を下げてじっと地面を見つめていました。一瞬,長い嘴を突き出し何かをつかまえました。大きなミミズです。雨上がりの朝でミミズが這い出てきていたようです。振り回して弱らせ,一気に丸のみしました。

ミミズを食べるアオサギ
ミミズを食べるアオサギ[ in粟田口大日山町 on2023/6/15 ]
ミミズを食べるアオサギ
ミミズを食べるアオサギ[ in粟田口大日山町 on2023/6/15 ]
ミミズを食べるアオサギ
ミミズを食べるアオサギ[ in粟田口大日山町 on2023/6/15 ]

2022年10月28日

川霧のたつ水路にアオサギがいました。
まだ少し暗くてシャッタースピードが遅くなったのですが,アオサギは時々固まったように動きを止めるので助かりました。

アオサギ
アオサギ[ in南禅寺福地町 on2022/10/28 ]
アオサギ
アオサギ[ in南禅寺福地町 on2022/10/28 ]

2022年9月28日

背の高い草に隠れるようにアオサギが佇んでいました。
水面を見つめるではなく,ボーとしているように見えます。
しばしの休憩というところでしょうか。

アオサギ
アオサギ[ in岡崎円勝寺町 on2022/9/27 ]
アオサギ
アオサギ[ in岡崎円勝寺町 on2022/9/27 ]

2022年8月24日

アオサギの紡錘形をした後姿が面白かったのでカメラを向けると,気配に気づいてのか横顔を向けてこちらを見ました。多くの鳥は顔の側面に目がついているので広い範囲を見ることができます。1つの目に中心窩が2つあり,近くも遠くも同時に焦点をあてることができるそうです。さらに紫外線域まで見えるので,人より多くの色を感知することができるようです。

アオサギ
アオサギ(at岡崎法勝寺町)
アオサギ
アオサギ(at岡崎法勝寺町)
アオサギ(頭蓋骨正面)
アオサギ(頭蓋骨正面)

2022年8月10日

珍しく,アオサギを真上から撮ることができました。橋の上から撮られているとは思わなかったようです。上から見ると頭部の幅が狭くて,随分細長い形をしています。測ってみると頭部長の65%を嘴が占めています。頭蓋骨は20年以上前に拾って骨格標本にしていたもの。

アオサギ
アオサギ(at粟田口山下町)
アオサギ
アオサギ(at粟田口山下町)
アオサギ(頭蓋骨)
アオサギ(頭蓋骨)(at粟田口山下町)

2022年8月7日

1本足で柵にとまったアオサギ。頸が少し黒っぽくなって汚白色になっています。

アオサギ
アオサギ(at粟田口山下町)
アオサギ
アオサギ(at粟田口山下町)

2022年7月25日

蹴上発電所取水口の越流堤にいたアオサギとアイガモ。足元を流れる水が涼しそうで,平和な光景です。

アオサギ
アオサギ(at粟田口山下町)
アイガモ♀
アイガモ♀(at粟田口山下町)

2022年7月18日

道に大きな羽根が落ちていました。アオサギの初列風切羽根です。すこし行くともう1枚,今度は次列風切羽根です。アオサギの換羽が始まったのでしょうか。

羽根(アオサギ)
羽根(アオサギ)(at岡崎法勝寺町)

2022年7月8日

水路そばにアオサギがいました。近づくとさすがに飛んでゆきました。

アオサギ
アオサギ(at南禅寺下河原町)

2015年3月4日

ミヤコメッセ南の疏水。
水かさが減って露出した砂地に,アオサギがぼんやりと立っていました。[写真1]
遠目でよくわからないのですが,何かをくわえているようです。
望遠で確認すると,大きな魚でした。[写真2]
ニゴイでしょうか。

魚はまだ元気で,時々尾を振って暴れています。
どうやって食べるのか,しばらく見ていました。

アオサギはあわてずに,時折り思い出したように頭を振っては,反動で魚の頭を手前に向けようとしています。
魚が動くので,なかなかうまくゆかないようです。
手が使えないのが,見ていてまどろっこしいです。

5分ほど四苦八苦した後,魚を一旦地面の上に置きました。
くわえなおすのかと思ったら,獲物をとる時と同じしぐさで,勢いよく嘴を魚の体に突き刺しました。[写真3]
魚に止めを刺すつもりのようです。
2~3分間,振り回した後,地面に置いた時には,魚は完全に動かなくなっていました。

今度は,魚の頭の方からくわえて,一気に飲み込みます。[写真4][写真5]
魚を半分ほど飲み込むと,水のあるところまで歩いてゆき,上を向いて,全体を飲み込んでしまいました。[写真6]~[写真9]
哺乳類はこんな大きなものを丸飲みすると窒息してしまいます。
鳥は気管の入り口がのどの入り口にあるので,窒息しないそうです。

その後,のどにつかえている魚を流し込むように,水を飲んでいました。[写真10]
このために,わざわざ水のあるところまで移動したのですね。


2015年1月27日

アオサギの足元に大きな魚が横たわっていました。[写真1]
どうやって食べるのかしばらく見ていましたが,食べる様子がありません。
そのうちに魚は流され始めました。
アオサギは少し追いかけたものの,立ち止まって名残惜しそうに見送っていました。[写真3]

アオサギが捕まえたものではなく,死んだ魚が流されてきたもののようです。
大きさからするとニゴイでしょうか。[写真4]

流される魚を,今度は別のアオサギが見つけました。
急ぎ足で寄ってゆきましたが,こちらも魚が死んでいると分かると,すぐに興味をなくしてしまいました。
どうやらアオサギは生きている魚しか食べないようです。

かといって魚しか食べない訳ではなくて,人が与えたパンを食べたりもしています。
アオサギは基本的に魚食性ですが,昆虫やエビ,カニ,小鳥,小動物なども食べるようです。
ネットで検索すると,アオサギが色々なものを食べいるのが分かります。


2014年12月30日

アオサギの頭骨です。
15,6年前に,ほとんど白骨化したアオサギを見つけて持ち帰りました。
全身の骨格標本を作ろうとしばらく置いていたのですが,大きすぎて断念。
頭部だけを骨格標本にしていたものです。

あらためて手にとると,随分小さく感じます。
嘴の先までは17.6cmあるのですが,細長くて幅は3cmほどしかありません。

嘴は堅く,魚を突き刺すこともできそうです。
一方で脳頭蓋は薄く,うっすらと脳を覆っているにすぎません。
もしアオサギ同士が争って,嘴で相手の頭部を攻撃したら,相当のダメージを与えることになりそうです。

松岡廣繁他著『鳥の骨探』(2009年)には,アオサギの頭骨について,次のように書いてありました。

ツルに間違われることもある本種。頭骨も外形はよく似ているが,鼻孔は小さく嘴は塊状で,ツル科のものとは全く様子が違う。鼻孔後端部は丸みがあって切れ込んではいない。このような鼻孔の状態は「全鼻孔型」と呼ばれる。全鼻孔型の鳥の嘴は,上顎全体が下顎を押し付けるように動く。ツル類と比較すると,ツル類は雑食性があり土をおこしたりもするので,上顎の先端のみを曲げることができる「分鼻孔型」が都合良く,暴れる獲物を抑え込むことのみを優先する動物食のサギ類は剛直な「全鼻孔型」が都合良い,と考えられる。

アオサギは「全鼻孔型」で鼻孔が小さい,ツルは「分鼻孔型」で鼻孔が大きい,とあります。
同書に載っているタンチョウの頭骨を見ると,確かに上嘴の2/3は鼻孔で空隙となっています。
外形はアオサギと同じような形をしているのに,専門的にみると随分違うものなのですね。

「上顎の先端のみを曲げることができる」鳥独特の嘴の動きを「キネシス」といいます。
松岡廣繁他著『鳥の骨探』(2009年)には,キネシスについて,次のように書いてありました。

顎の開閉システム:鳥独特の「キネシス」
例えば,2本の箸のように長いシギ類の嘴は,細い穴から巧みに獲物をつまみだす。このとき,上嘴の先端だけが曲がっている。このような顎の動きと作用は,哺乳類のように剛直でなおかつ顎関節が「I軸回転」性の顎骨では不可能である。鳥の嘴が精巧な捕獲器であるのは,外見上の形態的多様性のためだけではなく,そこには,上下の嘴を巧みに操ることができる独特の筋-骨格系があるのだ。

顎関節における下顎の開閉:
頭骨側の方形骨と下顎骨(関節骨)との間に顎関節があり,顎の開閉のメインはここで行われる(①)。しかしこれだけでは顎はぴったりとは閉まらない。

可動性のある方形骨:
恐竜も含め他の爬虫類では,方形骨は他の骨要素としっかり組み合って,頭骨の後側端に固定されている。ところが鳥類では,方形骨は背側後端にボール状の関節面をもって,鱗状骨(脳頭蓋コンプレックス)に形成される”ソケット”に関節し,ここを支点として前後に振り子のように動くようになっている(②)。

鼻骨-前頭骨間のちょうつがい構造:
下顎骨との顎関節を除き,方形骨にはこの他に,側面に方形頬骨,内側面に翼状骨が関節し,これらはそれぞれ頬骨,口蓋骨と連結して,いずれも上嘴の腹側部に連結する。上嘴の背側は鼻骨-前頭骨間(④)がフレキシブルな構造になっているため,この2つラインの「換り棒」は,鱗状骨のソケットを中心とした方形骨の振り子運動によって,上嘴を引き下げ(③+⑤)あるいは押し上げることになる(③+⑤)。

同書を参考に,嘴の動きを図示したのが[写真2]です。
キネシスの要になっているのは方形骨ですね。
「方形」という名がついている割りには,いくつもの出っ張りのある奇妙な形をした骨です。
哺乳類では,方形骨は耳小骨となっているそうです。


2014年12月28日

アオサギが,コンクリートの縁に嘴をこすり付けていました。
まるで嘴を研いでいるかのように,何度もこすり付けています。
この様子は初めて見ました。
よほど嫌なものでもくっついていたのでしょうか。

それとも本当に嘴を研いでいたのでしょうか。
アオサギは魚を捕るときに突き刺すこともありますが,基本的には嘴で挟みます。
突き刺してしまうと,飲み込むのが大変です。
魚を突き刺すために嘴を鋭くしているとは考え難いと思います。

「鳥 嘴 研ぐ」でweb検索してみると,インコの嘴の手入れのページがたくさんヒットしました。
インコは嘴が伸びてくるので,定期的に嘴の先を研いであげなければならないそうです。

鳥は元来,嘴が伸びてくるもののようです。
野生の鳥はエサを捕るなどして自然に摩耗しますが,石などにこすりつけて研ぐこともあるとか。
アオサギも伸びた角質層を手入れするために,を研いでいたようです。

鳥の嘴は骨の表面を角質層が覆ったものです。
松岡廣繁他著『鳥の骨探』(2009年)には,鳥の嘴について次のように書いてありました。

鳥の嘴は,顔面骨が角質層で覆われたものである。角質は軽いうえに,新陳代謝により常に鋭く磨かれるし,硬さと粘り強さを兼ね備えた,嘴にとって最高の建材である。

平凡社『世界大百科事典』(2007年)には,次のように書いてありました。

これらの骨格の外表面(後端の一部を除く)を覆う厚い角質は表皮の変形したもので,骨の表面に固く結合している。鳥のくちばしは鋭敏な触覚をもっていて,人の手のように多様な作業を器用にこなすことができる。鳥の顎骨の構成は爬虫類のそれと基本的に同様だが,歯は完全に失っている。そのため食物に対して切断やそしゃくは行わず,つつくこと,ついばむこと,かみつくこと,くわえること,引っ張ること,吸うことなどに使われる。くちばしの外形は種子食,果実食,肉食,魚食,昆虫食,花蜜食などの食性に適応して,いくつかの型に分化している。

「嘴が伸びる」といっても骨の部分は伸びないので,角質の部分だけが伸びます。
爪が伸びるようなものですね。
角質が伸びないと,嘴の先はすぐに摩耗して骨にまで達するでしょう。

そういえば,家にアオサギ頭部の骨格標本があります。
15,6年前にほとんど白骨化したアオサギの死骸を見つけて持ち帰ったものです。
全身を骨格標本にしようとしたのですが,手に余ったので,頭部だけを骨格標本にしました。

次回に,アオサギの頭骨について書きたいと思います。
2014/12/30


2014年5月13日

アオサギがひらりと降りてきて,水中の何かを捕まえました。
しかしすぐに飲み込まずに,わざと何度も何度も水の中に落としては,くちばしで拾い上げる行為を続けていました。
何をしようとしていたのか,意図がよくわかりません。

[写真2]を見ると,捕まえた獲物は魚ではないようです。
シャコのような甲殻類に見えるのですが,こんな生物,疏水にいたでしょうか。
頭の部分がとれたエビ?
アオサギは生きている魚以外のものも結構食べるようですね。
そういえば,この付近で朝早くパンくずをまいているいる人がいて,アオサギの幼鳥が何羽も集まってきていました。
アオサギがパンを食べるんだ,と驚いたことがあります。

[写真6]は,ようやく丸飲みしたところ。
首がふくらんでいます。


2014年4月14日

アオサギの写真を撮っていたら,偶然尿を排出している瞬間が写っていました。[写真2][写真3]
ン? でもこれは糞かな?
どろっとした液体は,尿のようにも糞のようにも見えます。
どちらなんでしょうか。

調べてみると,鳥は尿と糞を一緒にするようです。
鳥も哺乳類と同じように,糞と尿は別々の器官で産生するのですが,排出する時には一緒に混ぜ合わせて排出します。

フランク・B.ギル『鳥類学』(2009年)には,次のように書いてありました。

腎臓で産生された尿は,必要に応じ水を追加吸収する腸の下部で,糞と混ぜ合わされる。

哺乳類も鳥もタンパク質を分解するとアンモニアができます。
アンモニアは体に有害なので,哺乳類は体に害のない尿素というかたちに変え,水に溶かして膀胱に蓄えています。
しかし鳥は飛ぶために特化した体をしているため,余分な水分を蓄えておく膀胱がありません。
そのため鳥はアンモニアを水に溶けない尿酸に変えて排出しています。
鳥の尿が白っぽいのは,水と混ざり合った尿酸の結晶が乱反射して白く見えているのですね。

 鳥類が水を効率的に利用するためのもっとも特徴的な生理的適応は,窒素廃棄物を白く光る尿酸として排出することである。この能力は,爬虫類に属する鳥類の祖先種ももっていたことから,尿酸の排出は祖竜類の進化の歴史において早期に獲得されたと考えられる。体構造を維持するためにタンパク質を置き換えたとき,蓄積すると毒性を示す窒素生成物が産生される。哺乳類は尿素溶液として窒素を排出するために,大量の水で流す。鳥類は,そのかわりに尿素分子の2倍の窒素をふくむ尿酸分子を半固体の懸濁物として排出する。これにより,鳥類は370mlの窒素を尿酸として排出するために0.5~1.0mlの水しか必要としない。一方,哺乳類が同量の窒素を尿素として排出するには20mlの水を必要とする。また,鳥類は排出直前の排壮腔で尿酸を血中濃度の3000倍という驚くべき濃度に濃縮することができる。哺乳類の場合,もっとも効率的に水分を利用するカンガルーネズミでさえ,血中濃度の20~3Q倍にしか尿素を濃縮できない。

鳥は飛び立つ時に,体を軽くするために糞をするそうです。
そういえばこの時も,糞をした直後に飛び立ちました。[写真6]


2014年3月18日

アオサギが鉄柱の先端にとまっていました。
くちばしが赤くなり,脚も赤味がかっています。[写真2][写真3]
婚姻色が現れはじめているようです。
1月に撮った写真を見ると,くちばしも脚もまだ黄色をしています。[写真5]

鳥はオスの方がメスより派手な体色をしているものが多いですが,サギの仲間はオスとメスは同じ体色をしています。
婚姻色も同じように両方に現れるようで,雌雄を見分けるのは困難です。

体色といえば,アオサギのからだはどう見ても灰色にみえますよね。
どうしてアオサギの名がついているのでしょうか。
昔の人が感じる「アオ」という色は,現代人が連想する青色よりもっと広い範囲の色をさしていたようです。
小学館『日本大国語大辞典』(1980年)には,青の語義について次のように書いてありました。

本来は,黒と白との中間の範囲を示す広い色名で,主に青,緑,藍をさし,時には,黒,白をもさした。

平凡社東洋文庫『和漢三才図会6』1987年には,アオサギについて次のように書いてあります。

蒼鷺(あおさぎ・みどさぎ)〔和名は美止鷺。これは緑の下を略した言い方である〕
『和名抄』(羽族名第二三)によれば,蒼鷺は鷺に似ていて小さく,色は蒼黒〔美止佐木〕とある。いま蒼鷺と称しているものは鷺に似ているが大きい。頭,背,翅はみな蒼黒。頂の冠毛(さかげ)も同色である。頭の上から胸まで黒毛が斑斑とある。翅の端は正黒。嘴の外は黒く内は黄で,腹は白く脚は緑である。つねに水辺を歩いて魚を食べる。飛ぶとよく高く挙がり,遠くまで翔(かけ)る。その肉は最も美味である。夏月に賞美するが,白鷺より勝れている。

「アオ」には「青」ではなく「蒼」の字が当ててあります。
青色を表す漢字「青」「蒼」「藍」の違いについて,福田邦夫著『色の名前はどこからきたか』(1999年)には次のように書いてありました。

各種言語における基本色彩語の比較研究に,中国語の色名で,青の範囲を呼ぶのに使われているのは藍(ラン)であって,青(セイ)や蒼(ソウ)ではない。五つの正色のひとつであるはずの「青」は,もとは「生」(あおい草の芽ばえ)と,「丼」(井戸の中に清水のたまったさま)を合わせた文字とされ,あお草や清水のような澄みきった色,という意味のかなり抽象的な言葉で,漠然と青い感じを表わすあいまいな色名であったらしい。だから漢詩などで新緑や若芽の色の形容に使われても別におかしくはないわけである。蒼の方は,倉にとりこんだ牧草を表わし,くすんだあお色のこととされ,青とは反対に生気のない感じの色を表わすという。やはり抽象的な印象を表わす言葉で,具体的にどんなあおを指す色名なのかはっきりしない。形容としては草木が生い茂る様子を表現するのにも使われるし,白居易の「賣炭翁」にも―両の鬢(びん)は蒼蒼(そうそう)として十の指は黒し―とあるように,色とは関係なく艶が失せて生気のない有様を表すこともある。

アオサギの「あお」が「くすんだあお色」「色とは関係なく艶が失せて生気のない有様を表す」なら,アオサギの名もうなずけます。

『和漢三才図会』の記述で気になるのは「その肉は最も美味である。夏月に賞美するが,白鷺より勝れている。」とあることです。
これより前の記述に,ゴイサギは「肉味は夏秋に賞味する。冬はなまぐさみがあって佳くない。」,シラサギは「肉は淡甘で,夏月に最もこれを賞味する。」,ダイサギは「味は甚だ佳くない」とあります。
そのなかでアオサギは「その肉は最も美味である」と。

これだけサギ類の味について書いてあるということは,昔はサギを食べることは普通のことだったようです。

ヨーロッパでもサギは食用にされていたそうで,荒俣宏著『世界大博物図鑑 4 鳥類』(1987年)には,次のように書いてありました。

中世ヨーロッパでは,サギの肉が賞味され,クジャク料理と同じく長寿の効用があると信じられた。このため,サギを対象にした鷹狩が流行した。またその羽,とくにシラサギの冠毛は髪飾りや騎士の帽子飾りなどの装飾品(aigrette)として愛用されたため,イギリスでは乱獲が行なわれ,19世紀には同地のシラサギは姿を消した。


2012年10月13日

通り過ぎようとして,何か変だと気付きました。
アオサギの口元がおかしいのです。[写真1]
くちばしに何かがはさまっているようです。

カメラでズームアップして驚きました。
大きな魚が,はさまっているではないですか。[写真2]
はさまっているというより,飲み込もうとしているのでしょうが,こんな大きな魚を飲み込めるのでしょうか。(魚はブルーギルのようです)
[写真4]なんか,まるでペリカンです。

最後まで見届けることができず,この後,アオサギがどうしたのかわかりません。
こんな獲物をあきらめるはずがないので,何とか飲み込んだのでしょうね。


2009年2月12日

  • アオサギ
    [写真1]アオサギ成鳥
    2009年2月12日
  • アオサギ
    [写真2]アオサギ幼鳥
    2007年5月13日

アオサギの胸の飾り羽。[写真1]
長老のあご髭のようです。

アオサギの成鳥には,胸と背に白い飾り羽,頭に辮髪のような黒い飾り羽があります。
[写真2]は幼鳥です。(2005年5月13日撮影)飾り羽がありません。

[写真1]のアオサギは脚が赤くなっています。
早くも婚姻色が出始めているようですね。
アオサギは,春になり繁殖期を迎えると,くちばしと脚が赤くなります。

2年前の2007年2月20日の京都新聞に,「暖冬でかなり早めのドレスアップ」という見出しで,アオサギの婚姻色が出始めるのが早すぎるという記事が出ていました。

恋をするときれいになる。鳥も同じと見え「婚姻色」に身をやつしてデートする。
鴨川は出町橋付近。アオサギがくちばしと足を赤く染め,、パートナーを誘う。頭と胸と背中には新しい羽。年に一度のおめかしが日に映える。
とはいっても,まだ2月の半ば。本来ならお彼岸あたりから出始める兆候なのに…。
25年ほど水鳥を観察している西台律子さん(京都市左京区)によると,暖冬に水ぬるみ,小魚もじっとできなくて水面近くを泳ぎまわる。アオサギにしてみれば冬場は少ないはずの食事がたっぷりと取れ,いきおい性ホルモンの分泌も活発になる。かくて異常に早い結婚シーズンが到来した。温暖化が要因とするならば,おめでたい話も喜んでばかりもいられない。


2008年12月2日

あたりは明るくなっているものの,朝日がまだ東山から顔をのぞかせる前の,柔らかい光にアオサギの姿がシルエットになっていました。

形がおもしろかったので撮りました。

([写真2]左上のゴミのようなものは,渡り鳥のV字編隊です。
写真を見るまでは,まったく気づきませんでした。)


2008年9月13日

アオサギが,落ちている枯れ枝をくわえています。[写真1]

初めて見る行動だったので,どうするつもりなのかしばらく見ていました。
しかし,こちらの視線が気になったのか,枯れ枝をくわえたまま飛びたってしまいました。

飛び去るアオサギを見ながら,巣作りの材料にするつもりかなとも思ったのですが,今は巣作りの時期ではありませんよね。
くわえたまま飛ぶには結構大きな枝です。
100mほど離れた場所に降り立ち枝を地面におきました。

その後,アオサギはもう一度枯れ枝をくわえ水面に落としました。[写真4]
そこは砂が堆積して浅くなっていて,アオサギがよく餌とりをしているところです。
ひょっとして,餌をとるための道具として使うつもりでしょうか。
しかしアオサギはあたりをうろうろするだけで餌とりをする気配がありません。
朝の出勤前で時間がなくて,それ以上観察することができませんでした。

アオサギが餌をとるのに道具を使うことがあるのかどうか気になって,ネットで調べてみました。
すると,アオサギが枯れ枝をくわえて水面をかき回しているところを撮った動画がありました。
小魚を追い出しているところのようです。


2022年6月15日

●欄干にアオサギがとまっていました。

アオサギ
アオサギ(at東小物座町)

2022年1月28日

(28)美術館の池にアオサギがいました。じっと水面を見つめているところを見ると,獲物になる魚はいるようです。


2022年1月5日

(7)疎水にいたアオサギを上から見下ろしました。背中の飾り羽が蓑をつけていいるように見えます。


2021年12月18日

8)アオサギが後から追い抜いて私の前方にとまりました。私が歩を進めて近づくとアオサギは飛び立ち,また前方にとまりました。私が近づくとまた飛び立ちます。この不合理な行動に意味があるのでしょうか。


2021年9月25日

(32)旧御所水道ポンプ室のバルコニーにとまったアオサギ。何でポンプ小屋ごときにこんな立派なバルコニーがあるのかというと,大正天皇が行幸する予定があったためだとか,でも結局行幸はなかったとも(うろ覚えですが)。


2021円5月27日

(33)珍しく高いスギの木のてっぺんにアオサギがとまっていました。雨は3時頃に止みました。(


2021年4月1日

窓から見えるアオサギ。


2021年2月19日

(6)窓から見えるアオサギ。


2021年2月12日

(23)アオサギの脚がピンク色になっていた。くちばしの根元もピンク色になっている。これは繁殖期に出る婚姻色(飾り羽も長く伸びている)。今の時期に出るのはすこし早い気がする。


2021年1月27日

(28)アオサギ。(九条山)


2021年1月10日

(18)アオサギ。(インクライン)


2020年12月16日

(1)水中の獲物を狙うアオサギ。(岡崎)


2020年11月18日

(5)窓の外にアオサギがとまった。(九条山)


2020年11月8日

(19)アオサギ。(岡崎)


2020年10月20日

(8)アオサギ。(岡崎)


2020年10月1日

(3)ゴキズルの茂みにいたアオサギ。(岡崎)


2020年9月17日

(6)蹴上船溜まりのアオサギ。


2020年9月1日~9月15日のログ

(4)アオサギの後ろ姿。(岡崎)
(15)アオサギ。婚姻色が出ていない,通常の夏の顔。(岡崎)


2020年8月16日~8月31日のログ

(2)屋根の上のアオサギ。毎朝,同じ場所にいる。(九条山)
(4)アオサギのものと思われる羽根(半綿毛)。(岡崎)
(15)歩道に落ちていた羽根。これはアオサギの次列風切羽根。(岡崎)
(33)屋根の上のアオサギ。(九条山)


2020年8月1日~8月15日のログ

(2)大きな羽根が落ちていた。アオサギの次列風切羽根のようだ。(インクライン)
(7)アオサギの羽根が歩道に突き刺さっていた。羽根をとると,アリの巣があった。アリが運んだのかなと思ったが,鳥の羽根をアリが食料にするとは考えられない。誰かのいたずらのようだ。(岡崎)
(8)~(9)アオサギが地面を見ながらウロウロしている。地表に出てくるセミの幼虫を探しているようだ。(インクライン)
(15)アオサギがセミをくわえていた。(インクライン)


2020年7月21日

(19)インクライン滑車にとまったアオサギ。


2020年6月18日

(9)サクラの木にアオサギがとまっていた。背景の中国風の建物は有鄰館。


2020年5月30日

(41)キショウブとアオサギ。(岡崎)


2020年5月1日

(1)鳥の羽根が落ちていました。アオサギのものでしょうか。(岡崎)


2020年4月8日~4月19日のログ

(12)~(13)屋根にとまっていたアオサギ。羽がぼさぼさで,何かすさんだ感じがします。幼鳥の羽根が抜け替わっているところなのでしょうか。(九条山)
(31)大きな滑車の上にとまったアオサギ。脚がピンク色になっています。これは婚姻色で,普段の脚は黄色です。(蹴上船溜まり)


2020年4月1日(

岡崎,インクラインのサクラ(ソメイヨシノ)。満開です。しかし新型コロナウイルスの影響で観光客は極端に少ない。特に今日は,雨の予報がでているせいか観光客はほとんどいません。


2020年3月21日

(37)窓のすぐそばの樹上にアオサギ。(九条山)


2020年1月1日~1月31日のログ

(5)木の上のアオサギ。今日もよく晴れている。(九条山)
(43)水位の下がった疎水にいた,アオサギ,マガモ番,オオバン。(岡崎)
(45)浚渫で積み上げられた砂の上にいた,アオサギ。(岡崎)


2019年9月30日

(50)アオサギの羽根が落ちていた。(岡崎)


2019年8月5日

(7)アオサギ幼鳥。(インクライン)


2019年7月4日

(9)アオサギ。(岡崎)


2019年2月1日~2月28日のログ

(6)干上がった南禅寺船溜まりにアオサギ。(岡崎)
(18)疎水のアオサギ。(岡崎)
(26)アオサギの後ろ姿。頭頂部に辮髪のような飾り羽。(岡崎)
(32)疎水のアオサギ。(岡崎)


2019年1月28日

(40)頭を垂れて,体に埋め込ませたアオサギ。一見すると,どういう体勢をとっているのかわからない。(九条山)


2018年11月1日~11月30日のログ

(10)屋根の上で身づくろいするアオサギ。(岡崎)
(23)岡崎疎水のアオサギ。
(36)大きな魚をくわえたアオサギ。ブラックバスだと思う。(岡崎)
(37)しばらく見ていたら,一飲みにした。(岡崎)

  • アオサギ
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    [写真10]アオサギ
  • アオサギ
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    [写真23]アオサギ
  • アオサギ
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    [写真36]ブラックバスをくわえたアオサギ
  • アオサギ
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    [写真37]ブラックバスを飲み込むアオザギ

2018年9月18日

(32)アオサギの幼鳥。成鳥の嘴は上下ともオレンジ色だが,幼鳥の上嘴は灰色。(岡崎)


2018年7月1日~7月31日のログ

(3)釣り人の傍に佇むアオサギ。釣果を分けてくれるのを待っている。(岡崎)
(32)疎水際にアオサギの羽根が落ちていた。次列風切羽根のようだ。


2018年6月11日

■クズで覆われた木の上にアオサギがいた。いつもは水辺でしか見ないので,木の上にいると奇妙な感じがする。(九条山)


2018年4月7日

・アオサギの脚に婚姻色が出ている。(九条山)


2018年3月27日

・アオサギ。何かが変だと思ったら,のどが異常に太くなっている。大きな魚を飲み込んだ直後のようだ。(岡崎)


2018年2月24日

・屋根の上のアオサギ。長い冠羽が風になびいて,逆立っている。


2018年1月16日

・橋の上から見下ろすと,魚をはさんで,カラスとアオサギの間に微妙な空気が流れていた。アオサギが捕まえたニゴイを,カラスが横取りしようとしている状況のようだ。アオサギは名残惜しそうにしていたが,諦めて立ち去った。勝利したカラスはニゴイを脚で押さえ,くちばしでつつき始めた。


2017年12月29日

・九条山浄水場の,今は使われていない沈殿池にアオサギ。


2017年10月11日

・ゴキヅルの茂みのなかにいたアオサギ。


2017年9月23日

・九条山ポンプ室にアオサギ。(九条山)


2017年8月1日~31日のログ

・羽づくろいするアオサギ。(岡崎)
・屋根の上のアオサギ。1本足のフォルムが独特。(岡崎)


2018年7月28日

・木の枝にとまったアオサギ。アオサギはいつも水辺で見るので,木の上にいると不思議な感じがする。(九条山)


2018年5月15日

・疎水にアオサギ。(岡崎)


2017年3月29日~4月19日のログ

・何を考えているのか?アオサギが道路上に。危ない。(岡崎)
・街灯にとまったアオサギ。(岡崎)


2017年1月20日

・寒そうなアオサギ。〔インクライン〕[写真20]


2016年12月22日

・アオサギ。〔疏水〕[写真5]


2016年12月2日

・獲物を狙って,動きを止めるアオサギ。まわりに生えているのは,オオバナミズキンバイ。〔インクライン〕[写真3]


2016年10月30日~11月14日のログ

・街灯にとまったアオサギ。〔岡崎〕[写真4]
・信号機の上にとまった2羽のアオサギ。6時45分なのに,まだ薄暗い。曇りのせいもあるが,日の出が随分遅くなった。〔岡崎〕[写真6]


2016年9月17日~27日のログ

・アオサギの幼鳥。幼鳥はくちばしの色が上下で異なる,眼の上から頭頂にかけて灰色,肩が白い。(インクライン)[写真3]
・群生するオオバナミズキンバイのなかに立つアオサギ。(インクライン)[写真7]
・獲物を飲み込んだ直後のアオサギ。のどが膨らんでいる。(岡崎)[写真14]


2016年9月11日

・アオサギ。今年生まれの幼鳥でしょうか。周りの水草は,オオバナミズキンバイ。[写真10]


2016年8月17日

・信号機の上にとまったアオサギ。合成写真のように小さく見える。信号機は意外に大きい。[写真1]


2016年7月18日

・落ちていたアオサギの羽根。羽根の生え替わりの時季らしく,飛んでいるアオサギを見ると,翼の羽根が何本か欠けていた。[写真10]


2008年3月30日

岡崎の疎水にいたアオサギ。

[写真1][写真2]は,幼鳥でしょうか。
[写真3]の成鳥は,くちばしや脚が赤みをおびる婚姻色が出ています。


2007年8月18日

  • アオサギの日光浴
  • アオサギの日光浴
  • アオサギの日光浴
  • アオサギの日光浴

動物園南の疎水でアオサギが,朝日をあび日光浴をしていました。[写真1,2]
カワウが翼を広げて羽根を乾かしている姿はよく見るのですが[写真4],アオサギが同じように翼を広げているのを見るのは初めてです。

アオサギはこうした姿勢をとることがあるらしく,「山渓カラー名鑑 野鳥」には
『翼を下げ,前で合わせる独特の姿勢で日光浴をする。』と書いてありました。

アオサギは換羽期で,この頃抜け落ちた羽根をよく拾います。
今日も風切羽根を拾いました。
アオサギの広げた翼をよく見ると,新しく伸び始めた羽根があります。[写真3]


2007年2月20日

  • アオサギ

今朝の京都新聞に,鴨川のアオサギに婚姻色が出ているという記事が載っていました。早速,動物園南の疎水にいるアオサギで確認してみました。なるほど,嘴の根元が赤くなっています。記事によると,例年ならば婚姻色が出始めるのはお彼岸の頃ということなので,一月ほど早いことになります。もう少しすると,嘴全体が赤くなるのかもしれません。


2006年12月28日

アオサギ
アオサギがじっと魚を狙っています。魚を捕まえたところを撮ろうと,こちらもじっと待っていたのですが,アオサギはすっと力を抜いて歩き出しました。獲物に逃げられたようです。
 アオサギは大きな魚を取るときには,銛で突くように嘴を突き刺します。そのあと陸に上がり丸呑みします。


2006年12月23日

アオサギ
アオサギ。名前についている「アオ」とは古語では灰色のことです。「青し」は黒や白より淡いこと,「淡し」が語源だといわれています。英語でもGrey Heron(灰色サギ)といいます。


2006年12月21日

アオサギ
何を思うのか,屋根の上で遠くを見つめているアオサギ。前向きなのか後ろ向きなのか分かりにくいですが,後姿です。頭の黒い飾り羽がべん髪のように見えます。


2006年11月26日

落ち葉とアオサギ
  インクライン舟溜まりにいたアオサギ。最初はこちらを気にしていたものの,魚を見つけると狩人の目に豹変しました。魚を狙ってじっと水面を見つめています。
 水面を覆いつくした落ち葉が美しく,おもしろい写真が撮れるかと思ったのですが,水面が反射してきれいに撮れていませんね。


2006年10月5日

アオサギ
最近,隣の倉庫の屋根にアオサギがよくとまっています。ギャー,ギャーと汚い声で鳴いています。大型の鳥で,きれいな鳴き声のものはいないですよね。声帯の長さに関係しているのでしょうか。


2006年8月9日

アオサギ
南禅寺水路閣に通じる細い道にアオサギがいました。近づいても飛び立たずに,先に歩いてゆくだけです。しばらく後について行きました。まだ若い幼鳥です。若いアオサギは人をあまり警戒しないようです。


2006年2月23日

アオサギ
アオサギ。昨日は夕方から雨が降っていましたが,夜のうちにやんだようです。外に出ると,少しもやがかかり,暖かい朝でした。今朝の最低気温は8.2度。


2006年2月17日

アオサギ
アオサギ。第一回冬羽?


2006年1月20日

アオサギ
アオサギ。夜明け前の薄暗いときに撮ったので,ぼやけています。脚を交差させてポーズをとっているようですが,脚を踏み出した瞬間です。


2005年8月27日

アオサギ
魚を捕まえたアオサギ。 ブルーギル?くわえ直して,運んでいました。最後まで見ていなかったので分からないのですが,こんな大きな魚,飲み込んだのでしょうか 。


2005年1月28日

アオサギ
朝陽にきらめく水面とアオサギ。冬至から1ヶ月が経ち,日没は30分ほど遅くなっていますが,日出時刻はほとんど変わっていません。


2004年12月2日

アオサギ
動物園のヤナギの木にとまるアオサギ。動物園の檻の中から,この姿を見ているほかの鳥たちは,どう思っているでしょう。


2004年11月28日

アオサギ
散歩道にアオサギが2羽並んでいました。1羽は近づくと逃げたのですが,もう1羽は傍を通り過ぎても逃げませんでした。その1羽をしばらく見ていたのですが,口から何かを吐き出すところを目撃しました。それがペリットと言われているのものなのでしょうか。残念なことに,カメラを構えていなかったので撮り損なってしまいました。


2004年10月10日

 アオサギ
アオサギ。動物園南の疎水。


2007年7月26日

道にアオサギの羽根が落ちていました。
長さが42cmある大きな初列風切羽根です。[写真2 左]
同じ日に別の場所で,これもアオサギの羽根を拾いました。
長さ28cm。次列風切羽根のようです。[写真2 右]

アオサギは今,換羽の時期なのでしょうか。
すべての鳥類は少なくとも年に1回は全身の羽毛が生え変わり,その時期としては繁殖期の後が多いそうです。
そういえばこの頃,羽色の変なアオサギを見かけます。これは換羽中の個体なのかもしれません。[写真4](幼鳥かも(^_^.))

立派な羽根なので,羽根ペンを作ってみました。[写真1]
といっても,カッターナイフで縦に切り込みをいれ,ペン先のかたちに削るだけなのですが。

ペンpenの語源はラテン語のpenna(翼,羽毛)で,もともとは羽根ペンをさすようです。
平凡社「世界大百科事典」には次のように書いてありました。
『語源はラテン語のpenna(翼,羽毛)で,もとは羽毛の軸の先にインキをつけて書くものを指した。羽根ペン,鷲ペンquillともいわれ,5世紀ころから19世紀まで使われていた。』
『羽根ペンの羽根は大型の鳥の翼からとり,北ヨーロッパのガチョウ,ガンを最良とし,ハクチョウ,シチメンチョう,ペリカンなどが利用された。細字用にはカラスの羽根も使われた。一般には羽枝を切り落として羽軸だけにし,小型ペンナイフで先をとがらせて用いたが,羽根を節約するため短く分割し,ホールダーにつけるくふうも19世紀には行われた。』


2007年2月21日

アオサギの婚姻色は,嘴だけでなく脚にも表れます。昨日に続いて,今日は脚を確認してみました。確かに赤くなっています。では普段はどんな色をしていたかと思い出そうとするのですが,はっきりしません。灰色をしていたような気がするのですが,以前撮った写真を見て確認してみました。黄色でした。部分的に黒いうろこで覆われているものもいますが,基本的には黄色をしていました。


2006年9月12日

鳥の羽
道に落ちていた大きな鳥の羽。この辺りで大きな鳥といえばアオサギですが,これもアオサギのものでしょうか。


2005年10月15日

アオサギ
アオサギ。何か様子がおかしいと思ったら,羽を傷めているようです。こちらを見ながら,何でもないように,何度も羽を畳もうとしているのですが,畳めません。


2005年6月18日

アオサギ
屋根の上で1羽のアオサギが,空に向かって鳴いていました。アオサギの遠吠え状態。タンチョウの求愛行動を写した映像などで,こうした鳴き方を見ますが,アオサギのこの行動は何を意味するのでしょう。


2005年5月13日

アオサギ
アオサギ。額の黒帯がはっきりしていないので,まだ幼鳥でしょうか。アオサギには,すごく警戒心が強くて,遠くからカメラを向けただけで逃げてゆくものもいれば,このアオサギのように,すぐ近くまで寄っても逃げないものもいます。


2005年3月27日

アオサギ
グゲー と,濁った鳥の鳴き声がしたので,見るとアオサギとカラスが争っていました。アオサギが捕った魚を,カラスが横取りしようとしたようです。アオサギの くちばしには大きな魚が突き刺さっていました。ブラックバスでしょうか。近くに止まったカラスはまだ,じっと魚を狙っています。アオサギは魚を一旦下に置き,くわえ直して飲み込もうとするのですが,魚が大きすぎてなかなかうまくいきません。時間がないので,最後まで見届けることができませんでしたが,無事に食べることができたでしょうか。


2003年9月26日

アオサギ
疎水横の細い道で,アオサギが私の前を歩いていました。ずっと後ろについて歩いているのですが,逃げません。まだ雛で飛べないようです。しかたが無いので,ずっと後ろについて歩きました。


2003年6月7日

ゴイサギ
釣り人がくれた小魚を食べるゴイサギ。動物園南の疎水では,魚がつれるのをゴイサギやアオサギがじっと待っています。


2002年12月1日

アオサギ
動物園南の疎水。今日はアオサギにかなり近づくことができました。いつもは,すぐ逃げてしまうのでなかなか写真を撮る事ができません。でも以前に,動物園のなかでみた(檻の外です)アオサギは,近づいても片足を上げた姿勢のまま全然動きませんでした。最初は作り物だろうと思っていたのですが,よく見ると本物の鳥でした。映画とかに出てくる,彫刻に化けて追手の目をくらませるという,ああいう状態でした。本当はあのアオサギは冷や汗を流していたのでしょうか。